表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
93/101

九十三 姉さんの逆襲

引き続き、恵の視点

冒険者ギルドをでてから、ずっと私達の跡をつけてくる者達を人混みに紛れる事で、上手い具合に撒いて

何事もなく、無事に泊まってる宿まで戻って来た訳ですが…。

多分…私達がこの宿に泊まってる事は、すでに知られてると思う。

このまま…この宿で夜が明けるまでいるのは、正直危険の様な気もする…


という訳で、この事を姉さんとラヴィさんに報告しよう。

そんな事を考えながら部屋の扉を開き、部屋に入る

「むにむに。うーん…ラヴィさんも、反応無くなっちゃったなぁ…。私的には、まだまだ…足りないよぅ」


…何故か、ベッドの上で姉さんがラヴィさんを揉みくちゃにしてるんだけど…?

すでに犠牲になったラヴィさんは、ぐったりとベッドに倒れてて反応ないし…

「…あっ!」

そんな部屋の中の状態に硬直してると、振り向いた姉さんと目が合う…合ってしまった…。


「やっぁーと帰って来たぁ!恵ぅ!!私ね、良く考えて…考えて分かったんだ!皆、平等に私に復讐されるべきだって事にぃー!!」

ベッドから立ち上がると、ラヴィさんを手放して私達に突進する姉さん。…目がマジだ

あれは…悟り開いてる…。すっごく面倒くさい…。

私は、チラッと後ろを見る。

…私の後ろで、メアが困惑してる…。よし、あれを押し付けよう!

「…メア、ごめん」

「…え?」

私が呟くと、メアが驚いて私に振り向く。

だって、この状態の姉さんは本当に面倒…。


突進する姉さんを、私はひらりと避け

そのまま、後ろに居るメアに姉さんを押し付ける

「…なん…で!?…まっ……たす」

メアが、慌てて助けを求めてくるけど…ごめん無理

そのまま、メアは姉さんに抱き付かれ押し倒される


「メア捕まえたー。覚悟ぉ!」

「…まっ…ヒカ……おね…ちゃ……だっ……ひゃぁぁぁ」

そして、押し倒されたまま揉みくちゃにされるメア

姉さん…的確に、メアを弄んでる…。

…いつもは、揉みくちゃにされる側の姉さん。

たまに、こんな感じでする側になる事がある…。

しかも…いつもされてる側だからか、相手の弱点を的確に攻めてくるんだよね…。

「…ひぅっ……うにゃぁぁぁ……」

「メアはぁ、ここ弱いねぇ。…あれ?もう反応無くなっちゃった…」

「…ひゃう…ん……」

メア、ぐったりしたままビクンビクンってしてる…。

「んー…メアはもういいや」

そんなメアを解放して、起き上がる姉さん。視線が…

…あっ、やばっ!?…逃げるの忘れてた


「…じゃあ、お次は…恵ぅ!!覚悟しろぉ!!!!」

鋭い眼光で、私にゆっくりと近付く姉さん

両腕を広げて、私に向かってくる。

逃げ…って、あれ…足が動か…ちょっ……メアー!?!?

「ひぅ…ひぅ…逃げちゃ…だ…め…」

私の足を、メアがガッチリと腕で押さえつけてるー!?!?

「…メアっ!!早く、離し…わぁっ」

「恵も捕まえたぁー!日頃の恨みも…ふふふ…」

足を押さえるメアのせいで、逃げられずに捕まってしまった

「恵には、たっぷりとぉ…お礼しないとねぇ…」

「ね、姉さん…まっ」

メアの時とは違い、その場で押し倒すのではなく

抱き付いたまま、私はベッドにガッチリと捕まったままと運ばれる

そして、ベッドに寝かされると姉さんは私のお腹に乗っかる。

そして、私の装備に手をかけるとカチャカチャと外し始める…。

「これは、いらなーい。…これも必要なーい」

…あの姉さん?身に付けてる物、取り外してぽいぽい放らないで…


装備品…ほぼ全て取り外されてしまった…。

「さてとぉ、私だけお仕置きされるのは良くないよね?恵もお仕置き必要だよねぇ?…ねー?」

目が笑ってない…。しかも、手がワシャワシャしてる

「恵だって、問題起こすじゃん!!私だけじゃないもん!!覚悟しろぉー」

「姉さん、まっ…わぁっひゃぁぁぁ」

…覆い被さるように抱き付くと、私の体中をワシャワシャと手を動かし揉み揉みし始める

まって…姉さん、ゆるし…あっ…ちょっ…や、やめてぇー


………。

それから数時間後…

「…ひぁ…あぅ…ぅ……」

「逆襲完了ー。大・満・足!!」

私も…揉みくちゃにされた…。うぅ…

元気な姉さん以外、死屍累々みたいな状態…。

ちなみに、きゅうも先に被害に会ってたらしい。ベッドから転げ落ちたまま、ぐったりしてる…。

ラヴィさんときゅうは、復活してすぐの姉さんに長時間揉み揉み、ワシャワシャされてたらしい…最初の犠牲者だね…。

まぁ…それでも一番被害が酷いのは、多分私…。

だって、姉さんは私にはいっさい手加減とかしないからね。まるで容赦ない

…双子故に、弱点がほぼ同じなのも原因だけど…。


…ん?私の方が力は強いんだから、抵抗したら良い?

いやいや、私が本気で抵抗したら姉さんが怪我するじゃん

それなら、私が揉みくちゃにされてる方が遥かにマシだから…


それにしても…全然、体に力が入らない…

まだ…ビクンビクンって敏感になってる…。


「うぅ…酷い目に…合いました…」

「きゅ…うん…」

「…あっ…復活した…?…」

ラヴィさん、きゅうがむくりと起き上がる。

二人共に、半泣き状態…。

ちなみに、メアは私が姉さんに弄ばれてる間に復活してた

しかも…巻き込まれないように、離れて様子を見てたからね…。酷いよね?

「メグミさんは…まだダメそうですね…。」

「…む…り…あぅ…ん…」

「きゅぅん…」

「…尊い…犠牲に…なった…」

…メア、手を合わせるなぁ

死んではないから…ぁ…


…と言うか、何故か姉さんが私の側から離れないんだけど…?

「恵には、まだまだやり足らないんだけどー。ねぇ?つんつん。」

「あっ……ちょ…姉さん……やめ……ひぅん!?」

まだ…敏感だから…つんつんは…駄目…


…それから、数十分経過…。で、やっと私復活。

離れないと思ったら…、ちょこちょこ…つんつんしやがってぇー!…ゆるさんっ!!

勿論、姉さんに反撃開始。

「恵っ、ごめんって。少しやり過ぎちゃった…。ねっ?…ま、まって…許してぇぇぇぇ」

「やだ。許さない」

「わひゃぁぁぁぁ」

姉さんを、背後から抱き付きお胸を鷲掴み

そして、滅茶苦茶ワシャワシャ揉み揉み

「ひぅぅ…待って…めぐ…ま…」

やっぱり、姉さんはされる側の方が似合うからね。たっ…ぷりとやってやる!覚悟しろ!!

「ひゃあぁぁぁぁぁぁ」



そんな私達を横目でチラッと見て、メアはすぐに視線をラヴィさんに戻す。

「あの…二人は…置いて…おいて…。…このまま…この宿に…居るの…やばい…と思う。」

「どういう事ですか?」

「きゅ?」


「…問題は…これ…」

メアはポーチから、二つの金貨袋を取り出しラヴィさんに渡す。

「これ…硬貨袋ですか?…って、凄い大金ですね、これ…。」

「きゅー?」


「簡単に…説明すると…コカトリス…賞金首…。」

「…あぁ、そう言うことですか…。」

「きゅきゅ?」


ラヴィさん、静かに耳を立てる…。そして、耳を微かに動かして音を聞いている…らしい。


「…宿の外に結構…居ますね…。多分、十数人位…?」

「きゅ…ふぁー…」

「この…場合…夜中に…襲撃…パターン…?」


すでに、日は暮れて薄暗くなってきているし。

夜中に襲撃するつもりなんだろう

そして、きゅうは飽きたらしく丸くなり寝始めてる。


「…姉さん、反省した?」

「あぅぅ…しま…したぁぁ……」

「まぁ反省しても、まだ続けるけどね」

「も…許…して…ひぅ…ぅん……」

姉さんがぐったりし始めたけど、揉み揉みは止めない。

だいたい、誰も助けようともしない時点で、姉さんは自業自得。反撃されても文句言えない。

それに、姉さんは私の玩具。これの異論は認めない。


さて、そろそろ私も二人の会話に参加しよう

「…夜中に襲撃されるのは、ほぼ確定かな。」

ラヴィさんとメアが、同時に私へ振り向く

ちなみに…きゅうは丸くなって、メアの膝の上で寝てる

「そうですね…。…音で確認しても、間違い無さそうです」

「…もしか…したら…宿内にも…紛れてる…かも」


「可能性はありますね…」

「居ると思う」

「…声は…聞けない…?」

メアの問いに、ラヴィさんは首を横に振る

「建物内は音が複雑に絡み合うので、声だけを聞き取るのは難しいんです」

「…そう…。」


正直、待ち伏せして襲撃してきた奴らを返り討ちにするのも手ではある…。

でも、この考えは泊めてくれてる宿屋に迷惑をかけるから…無し。さて、どうするか…


…こんこん。

「皆さん、お客さんですよー。」


いきなり部屋の扉が、ノックされた…

声は…宿の女将。でも、この街には私達に知り合いはいない…

姉さん以外の私達三人は、全員が扉に視線を向ける

いや、メアだけ立ち上がり歩き出す…

「…ん。今開ける」

そして、何を思ったのかメアは躊躇う様子もなく、扉まで歩いて行くと扉を開けた

「「…えっ?ちょっ!?ええー」」

私とラヴィさんが、同じ反応をする。

いや、誰でもこんな反応になる。…なるはず


「では、私は戻りますね。…あんまり暴れないでくださいねぇ?」

女将さんは、一言だけ残し戻って行く。

しかも、うるさかったらしい…騒がしくしてごめんなさい…。


…で、部屋に入ってきたのは、先ほど冒険者ギルドの端に一人で座ってた人物。

部屋に入ると、キョロキョロと私達を見回す。

「……っ!?………」

今、一瞬だけ姉さんに視線がいったね。

姉さんの状態に、目が点になってたよ。すぐに視線反らしたけどね。

見捨てられたね。姉さん


私達を一通り見回し終えると、フードを脱ぐ

…黒い短髪に黒い猫耳…。そして…黒い猫目…。

「…おお…やっぱり…。…黒猫…」

「黒猫人族のミィですミ。黒女神様の分体様に会えるとは、ミィは光栄ですミ。」

「…他にも…ここ…黒猫…居る…?」

「街の中には、何人かはいますミ」

「…ふむ…ふむ」

…。メア、二人だけで会話されても…。ラヴィさんも目が点状態だから…

まず、黒猫…人族?って…?

「確か……猫人族の中でも黒猫人は、黒女神様を信仰してる獣人です。しかも、黒女神様からの恩恵も強く受けてるとか…」

すぐに把握したラヴィさんが、私に簡単に説明してくれてる。頼りになるよねラヴィさん。


「正確には、ミィ達は創造神であるフレアリード様もお慕いしてますミ。ただ、信仰の対象が黒女神様だけなのですミ。」

…ふうん。けど、フレアリードは名前で呼ばれるのに、なんでルーファは黒女神って呼ばれるんだろう?

「そういえば…なんで、名前じゃなくて黒女神って呼ばれるの?」

私が、疑問を呟く

「お母…さん…の…神名は…」

「ミ…。」

二人して、複雑な表情で黙る。あ、あれ…?

「…あのですね。黒女神様は…」

ラヴィさんですら、躊躇う理由…。

これ、本人に聞くしかないやつ…?


「そ…それよりも、ですミ。そこの兎人のお方…。お耳を…失礼するミ」

「なんですか?」

ラヴィさんに、こしょこしょと耳打ちするミィとか言う黒猫。

…ラヴィさんの耳がぴくぴく反応してる…。あっ!ぴくんって大きく反応した…!?

「………っ!?そ、それは、ほ…本当ですか!?!?」

ラヴィさんが、目を見開いてミィの両肩を掴む。…しかも、凄くゆさゆさ揺らしてる…!?。

「ミャァー…本当ですミャァー…。ですから、お願いですミャー揺らさないでミャーァァー」

ガクガクと揺らされてるミィは、目がぐるぐる回ってる。

「あっ…ごめんなさい」

ラヴィさん、慌てて手を止める

…少し遅い…。ミィは目が回ってふらふらしてるからね?


「ミ、ミャー…。く…黒女神様からの信託ですミャァ…。伝えるように言われたミィ…。」

「そ…そうなんですか…。」

ミィの話しを聞き終えると、ラヴィさんは少し複雑な表情で私と姉さんをチラッと見る

ラヴィさん、自分から言いにくい事かな?

「ラヴィさんは、ミィ達がお預かりするミ。」

そんなラヴィさんの様子に、ミィが代わりに口を開く

「「…どういう事?」」

私が反応すると、同時に姉さんも反応する

「ミィ。ラヴィさんのお探しのお方らしき人の情報を見つけた訳ですミィ。場所は帝都ですミ」

なるほど…。ラヴィさんが複雑な表情してた理由は確めに行きたい訳だ。

「ミィ達は近々帝都方面に向かうつもりでしたミ。なので、ラヴィさんはミィ達が責任もって送りますミ」

…ラヴィさん行くこと前提なの?

「ラヴィさん、行きたいの?」

姉さん、真剣な表情でラヴィさんに問う

「……はい」

少し沈黙した後、頷くラヴィさん

「…そっか。なら、仕方ないね」

すっと、立ち上がりラヴィさんに近付く姉さん

「このままだと、流石に不味いよね。これ外そう」

姉さんはラヴィさんの首輪に手を当て、魔力を込める…。…魔力を込めた姉さんの手が、青く光ってる…?

そして、軽く念じると…カチャッンと音がなり、奴隷の首輪が首から外れて床に落ちる

「よし、外れた。」

「「っ…えぇ!?!?!?」」

「んー?二人して、どしたの?」

姉さんは、特に気にした様子もなく外した首輪を拾う。

ラヴィさんとミィの二人は、姉さんのした事に混乱しちゃってるけど…

これは仕方ない…。奴隷の首輪は簡単には外れないって聞いてるからね。

まして、無理矢理にでも外そうとすると死ぬ危険があるとか…。



「…お母…さん…メア…聞いて…ないよ…」

…メアだけは何故か、一人で少し怒ってる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ