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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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五十六 捕虜の人達を守るために戦います

ラヴィさん視点

精霊さんすっごく私をじろじろと見てます

ヒカリさん達の事を話しといた方が良さそうですね

「加護ですが、ヒカリさん…天使から授かりましたよ」

ふわふわ私の周り飛んでた精霊さん、空中でぴたっと止まりました

「は?待って…冗談でも笑えない。天使ってあたし達、精霊より遥か上の存在よ?幻想種の頂点よ?そんなのに簡単に会えるわけ無いでしょーが!!」

精霊さんが早口で言いくるめてきます…

でも、近くに二人もいますよ?

「はぁー…。しかも加護って言うのは、精霊とかが気に入った相手に与えるものなのよ?それを、天使からなんて…普通にありえないから!」

「でも…」

実際にヒカリさんから貰ってますし…

「と・に・か・く、そんな冗談は絶対に信じないから!」

駄目ですね…話聞いてくれそうもありません


「まっ…今はその事は置いとくわ。助けて貰ったし!あたしも少し協力してあげる!あたしは上級の風精霊姫、シルフィエーナ。これでも四精霊の姫なのよ。女王の次に偉い存在よ!」

そんな精霊さんが、なんで馬鹿な遊びして捕まってるんですか…

ふんぞりかえってドヤ顔してますけど…

場合によっては永久にペット扱いですよ?

はぁ…。崇めなさい!とか言ってます…。助けなかった方がよかったですかね…


「ラヴィさん、ここにいるの?こっちはだいたい終わったわ。」

あっ!エレーナさんが様子を見に来てくれたみたいです

捕虜の人達の事考えると、一緒にいた方がいいですけど…

人族が苦手なエレーナさんが少し心配です…


「私はここにいますよー!。ですが、捕虜の人が牢屋に入れられてます」

エレーナさん、牢屋をちらりと見てから私がいる部屋に来ました

「なるほどね…。魔物の管理部屋の下に捕虜を入れてるのか…これなら魔物への恐怖と、逃げようと考えても魔物が反応して騒ぐから逃げることはほぼ無理ね」

魔物の部屋の下に捕虜部屋があった理由はそう言うことなんですね

ん?エレーナさん、仮面つけてますね。いつの間に…

「この仮面気になる?これね…盗賊達を仕留めてたら、宝物庫を見付けちゃってね…中から拝借したわ。宝物庫の物はヒカリ様とメグミ様に要相談ね」

顔を覆う仮面…これでエレーナさんの問題は大丈夫そうですね


『で…この小っさいのなに?』

あれ…?見えてます?

「あれ?エレーナさんも見えるんですか?」

シルフィエーナさん…精霊さんですけど…

「は?…なにこいつ?」

シルフィエーナさんもなんで喧嘩腰!?止めてください

て言うか、なんで見えてるんですか!?

「あぁ…精霊ねこいつ。エルフと同じでダークエルフも精霊術に長けてるから見えるのよ」

あぁ種族故の…ですか


でも、睨み合うのは止めてください

エレーナさんの方は、小っさいくせに生意気ねっ!…と

シルフィエーナさんの方は、エルフだかダークエルフだか知んないけどあたしを馬鹿にすんな!…と

凄くいがみ合ってます

相性が最悪です…。えぇ…私がこの二人の面倒みるんですか?


「いつまで待っても連れて来ねぇ…。と、思ってたらこいつら死んでんじゃねーか!お前らあの娘以外に侵入者が居やがるぞ」

おや?盗賊達が上の部屋で叫んでます

多分、幹部の男の死体見つかりましたね

「この捕虜部屋に絶対に来るわ!捕虜の人達に被害でるかもしれないから、隣の部屋にいて貰うしかないわね。」

と言うわけで、錠前を短剣で破壊するエレーナさん

ご老人と男の子、他の捕虜の人達十数名を隣の部屋に避難させます

「何があっても、来ちゃ駄目ですよ。」

私が忠告をしときます。来たら盾にされかねないですし


「やはり、捕虜の救出してやがったか!」

「捕虜が居ねぇ」

「何処にやった!?」

「おん?良く見れば、そっちの獣人良い体してんじゃねえか」

うわぁ…気持ち悪いです…ぞわぞわってします

『気持ち悪…ヘドが出るわね』

エレーナさんも私に聞こえる範囲でトゲを吐いてますね

「もう殺ってもいい?面倒だから皆殺しでー。」

シルフィエーナさんは姿を消して魔法を展開してます

どうせ、捕まったら慰み者にされるだけですから…殺りましょう

「抵抗しなければ痛い思いしないですむぞ」

「まあ俺達は楽しませてもらうがな」

言いたい放題言ってます。シルフィエーナさん殺っちゃっていいですよ


「オッケー。じゃあ、とりあえずお前ね〈エアロランス〉」

「は?ひゅ…」

シルフィエーナさんが放った風槍で、真ん中にいた盗賊の胴体にでかい風穴が開き倒れる

「おま…がっ!?」

慌てて反応した左側の盗賊にエレーナさんの投げた短剣が喉に突き刺さる

「残りは私が!〈エアーエッジ〉」

私の風刃に合わせて、周りの低級精霊達も風刃を放つ

残っていた盗賊数名は風刃の連発を食らいバラバラに…精霊さんまだ風刃撃ち込んでます。もう肉塊です!オーバーキルしてます!!

…精霊さん、ご協力ありがとうございました。今回は力の入れ具合が違いましたね


私の近く戻ってきた低級の風精霊さんをなでなでと撫でてあげる私

「一番エグイ…のね。貴方…」

ん?なんかシルフィエーナさんが引いてます?

「ラヴィさん…もしかして怒ってた?」

エレーナさんまで?

いったいどうしました?私はいつも通りですよ?


「これが素なの…」

「ヒカリ様、メグミ様にも引けを取らないわね…。ラヴィさん…」

なんか二人が唖然としてます?なんででしょう?

低級精霊さんは私を変な目で見た盗賊達を許せなかったみたいみたいですけどね!


…メキメキ…ガッシャーン!…グシャ…グチャ…


…おや?上の部屋でなにやら物騒な音が…聞こえましたね


このままだと、逃げ場がありませんね

とにかく、皆さんを連れて逃げないと…

もし、今の音がキングとジェネラルだとすると…私達だと相手にできません


「…ラヴィさん、あたしが上の様子を見てくるわ。少し待ってて」

エレーナさんが偵察に向かってくれました

でも、危険ですので無事に戻ってきてくださいね?


ズッドーン…グシャ…バキャ…ズーン…


まだ上の部屋で暴れてますね…

魔物の檻が壊れたら、魔物出てきます…

もしかすると、オークキングあたりは意図的に破壊してるかもしれないですね


予想ですけど、私達にオークジェネラルをぶつけるつもりで檻から出したら、言うこと全く聞かなかったんじゃないですかね

で、暴れて手が付けれない

そんな気がします


そして、ジェネラルがオークキングの檻を破壊して、二匹で暴れてる…そんな感じじゃないですかね?



「…はぁ…はぁ…ラヴィ…さん…。…はぁ…ごめん…なさい…キン…グに気付…かれちゃ…った…」

っ!?エレーナさん、傷を!?

これは…深い切り傷…!?オークキングに剣でも奪われたんですかね?

「手当てします。動かないで!」

予想以上に深い…。一応、応急処置しときますが、すぐ治療が必要です

ヒカリさんに治療してもらわないと…


「あっ!?ねぇ、精霊使い!魔物が階段を降りてきてる!!」

エレーナさんに付いて来てましたか…

私とシルフィエーナさんだけで、凌ぐしかありません

エレーナさんは傷が深すぎて、安静にしないといけませんから戦力にはなりませんから

でも…オークキングやジェネラルなんかを、私だけで相手に出来るんでしょうか…


「部屋に入ってきた魔物に魔法を放ちます。シルフィエーナさんも手伝ってください!」

四の五の言ってる暇はありません

今は魔物を倒さないと…私が倒れたら隣の部屋の皆さんも、エレーナさんだって…


「いきます〈エアーエッジ〉」

部屋に入ってきたタイミングに合わせて風刃を放つ

私の周りの低級精霊達も風刃を追加で放つ

「やってやるわ〈エアロランス〉」

間髪いれず、シルフィエーナさんは風槍を撃ち込む


ゴブリン…コボルト…ウルフ…次々と来ます…

結構な数の風刃…風槍…を何度も繰り返し放ちました

お陰で、纏めて結構な数を殺りましたけど…

でも、魔物の数が減る気配が一向にしません…

檻、まさか全部破壊したんですかね…?

流石に、魔力たりません…よ…


もう…何時間位経ったか分かりません…

「はぁ…〈エアー…エッジ…〉はぁ…」

駄目です…魔力不足で威力がありません…

吹き飛ばしてるだけです…

「〈エアーエッジ!〉ねえ…!このままだと…あたしの魔力も無くなるわよ…!!」

シルフィエーナさんも風槍から風刃に魔法のランクを落としてます…

このままだと不味いです…

私は魔力をすでに使い切ってます…肩で息をしてる状態…

周りの低級精霊さんなんか、魔力切れで薄くなっちゃって消える寸前です

しかし、魔物はまだまだ沢山…階段を降りる足音がきこえてきます…


でも、ここで諦める訳にはいきません…最後まで足掻きます…

私は腰の短剣を抜き、握り絞める

元々、私は近距離戦が苦手…。ですから、文字通り非常用の武器ですけど…時間稼ぎ位ならできますよね?…

できれば、ヒカリさんかメグミさんが来るま…で……


相手に絶望しました…

階段から姿を見せたのが…檻の柱を手に持つオークジェネラル…

「そんな…オークジェネラル…」

まさか…こんな最悪なタイミングで…


ヒカリさん…メグミさん…ごめんなさい…

ここまで…かもしれません…

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