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今も似たようなもんよ

昭和26年 フランス ヴェルサイユ

なぜか今回の大戦に参加した国から連合、枢軸問わず(中韓除く)「講和条約やるならヴェルサイユで調印」という意見が出たことから参加した各国がヴェルサイユに集った。

田舎のガキ大将と子分の半島は引きこもっていたので面倒だから呼ばれなかった。

昭和27年5月 英国 エディンバラ

令和3年現在とほぼ同じ国境線が画定した。

とはいえ、現在のカザフスタン東部に出来た共産主義国家ソビエトが各国に共産主義を輸出を始め、国境線に揺らぎが生まれるまで時間はかからなかった。

ソビエトはロシアを始め共産主義者が目の敵にする国々によって輸出開始後5年で消滅。輸出先で一番規模が大きくなったのは国共内戦で勝利し、国民党を文字通り滅ぼした共産党率いる中華人民共和国。

昭和26年に国際連盟は大幅改組を行った。

安保理にの常任理事国は、欧州のイギリス、フランス、ロシア。アジア太平洋地域の百済、日本、ムー。北米のアメリカ。南米のインカ=アステカ連合帝国からなり、この8カ国は安保理常任理事国という照合とは別に、先進8カ国とまとめられていた。まあ、米仏露は他よりも経済的にも政情的にも安定しており、先進国といわれても納得する国はあったが、なぜ日、ムー、百(百済)、アステカを含めるのかという疑問が旧枢軸側を中心に噴出した。

8カ国はこれを無視した。と言うか無視しても問題ないレベルの国力を持つ国が4つも居るから気にしてなかった。

毎年持ち回りで安保理とは別に集まって世界情勢、経済などについて話し合うサミットが行われることとなった。その第一回目は、言い出しっぺの英国で行われた。

エディンバラでの、国境線確定会議が終わった後からおよそ1週間行われたわけだ

日本とアメリカに帰ったヒデフランクコンビは年度内の退陣を表明した。

エディンバラでの国境線確定会議を持って、第二次大戦が後処理も含め、終わったという認識から、戦争の後処理終結までの特例法を定められてまで請われていたルーズヴェルト大統領という存在にフランク本人が、とどめを刺した。

日本でも、昭和帝から請われ、親友である、フランクが大統領で有る限りはと答えていた東条首相。昭和28年1月いっぱいで退任を表明した。

アメリカでは次の大統領に、ルーズヴェルト氏と同じ共和党から出た、元合衆国陸軍欧州大西洋方面旧大陸戦域総司令、アイゼンハワー氏が当選したが、日本は難航した。この頃、なぜか知らんが、頭の中をふっかふかに耕された馬鹿が赤い旗を掲げて大声でわめいていたから。そんな馬鹿が集まって社会党を造ったが、政権獲得は出来なかった。と言うか、馬鹿どもが掲げたお題目は国民の怒りを買い、社会党議員や支持者の家を国民が囲み、出てきたところを担ぎ上げ、下水道や、近くの池にたたき込むという事件が多発した。

それに図に乗る労働組合に嫌気がさした国鉄も参加した。

昭和22年の改組により生まれた日本国運輸省鉄道庁は、かつて省線と呼ばれた鉄道省保有の路線を引き継いだ上で国営法人化を経て、昭和39年の東海道新幹線完全300km運転化改修工事完了を機に日本国有鉄道へと改称。

国鉄総裁は国務大臣とされた。

東京が首都と定められた、明治3年の首都基本法を記念して東京の、関東平野一帯の電波送波を担う存在として芝浦の地に生まれた東京タワー。

30年後のパリ万博におけるシンボルとして生まれたエッフェル塔はこの東京タワーを本にしたとも言われる。(実際には素っ頓狂集団からエッフェル氏のことを聞いていた日本政府がわざわざフランスから招聘した。ので、ぱくりどころか姉弟ともいえる。)

そんな東京タワーが昭和39年秋に東京で開催されることが決まった二回目の東京オリンピックの映像を東日本の可能な限り広い範囲に届けるために出力増強と高層化が決まり、昭和33年史実のそれを越える高さ500mに改修された。

この高さ500mもの摩天楼は、東京湾に出入りする船にとっての灯台としても機能した。そんな昭和30年代の終わりに東京オリンピック、昭和40年代の初めに大阪万博と、国際的イベントが起きた。

そして、日本を訪れた外国人(G8諸国を除く)は、ニューヨークを遙かにしのぐ大都市に度肝を抜かれた。


東京オリンピック

現在までに昭和16年と39年、そして直近では、令和2年に開催され、アジアでは最多開催となっている。

史実では新型感染症でやいのやいのやっているが、この世界では平成30年にこの新型感染症病原体が確認されると同時に、日本近海に素っ頓狂集団が仕掛けた日本を守るあれが発動。

令和二年の開催へとこぎ着けることに成功した。

話を戻して、1964年夏季オリンピック東京大会は、10月10日から2週間。11月1日から2週間パラリンピックも開催された。

競馬の実況とオリンピックの実況が出来て初めてアナウンサーとして一人前。というか、この二つが出来て、初めてアナウンサーとして認められる。令和に至るまで日本のアナウンサー界はとても狭き門だった。

競馬の実況は日本語でいいから舌が回ればすぐに物に出来る者が多かったが、オリンピックの実況は違った。各競技会場の実況席はいくつかの小さなブースに分けられ、、日本語、英語、フランス語、スペイン語、ロシア語で実況がされている。しかもその実況者の腕には同じ社章。最低でも同じ実況を日英仏語で出来るようにならなければいけない。

そりゃ狭き門だと言われるわけである。

史実では日本の街角にある他言語表記は、日本語の他、英語、中文簡体字、ハングルが多い。が、この世界では素っ頓狂集団が、「人口が多い中文簡体字はわかるけど、なんで話者数が5千万人もいない言語を載せないといけないのか。」と言ったら、確かにねぇという同意が多かった。

この世界での街角にある他言語表記は日本語の他、英語とフランス語だけ。

それだけありゃ事足りるだろうというのが、自治体の考え。

この世界で話者が多い順に各言語を並べると、英語、フランス語、日本語、ヒンズー語、中文、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語となる。英語だけで30億人に達する。フランス語は20億人。この2つだけで世界人口の半数。ちなみに日本語は15億人。この世界における中国の人口は7億人。ヒンズー語の話者たる、インド、パキスタン、バングラデシュは合わせて10億人。なんで日本語がこんなに多いかというと、日本という国が、太平洋島嶼包括発展条約と言う環太平洋諸国(ユーラシア大陸諸国はロシアを除いて、国際規定上太平洋に面していないという扱いとなり、環太平洋諸国に含まれない。)から太平洋上の全ての島々は日本の領土として認められており、人口が日本本土(史実における本土+台湾)だけで3億人。日本国全体だけで7億人。そこにムーが4億人。百済が2億人、インカ=アステカ連合帝国が2億人の日本語圏を構成している。

日本語圏は英語圏にもかぶっており、英語圏の30億人、フランス語圏の20億人、の内15億人=日本語とのトライリンガルとなる。物事に対して徹底的に効率的かつ効果的な方法を模索するのが大好きかつ大得意の日本人に、マルチリンガルが当たり前の我らが素っ頓狂集団が力を貸すとこうなる。


日本国有鉄道本社

「「なぜ、英国に話を持ちかけるときに私たちにも声をかけてくださらないのですか。」」

FNCF(フランス王国国有鉄道)の担当者と在日フランス大使館の外交官が日本の国鉄担当者に迫っていた。

「声かけたらお国の運輸大臣に我々は独自に開発をしている。島国同士で手を組まないと何も出来ないあなたたちとは違うんです。ってものすんごいどや顔でいわれたので。」

「またかあのやろう。陛下の顔に何回泥塗りゃあ気が済むんだ。」

胃のあたりを押さえながら憤怒の表情を受け部うなるフランス大使館の外交官。どうやら、過去にも同じことをして、王室が尻ぬぐいをする羽目になったらしい。

聞けば、かなりの白豪主義者で、今回も日本に来て体験すらしてないのに、所詮その程度と決めつけてかかった態度をとった様子。

「今から参加したいといったら可能ですか?」

「英国側も含めて我々は歓迎ですが、お国の運輸相は大丈夫ですか?」

「「意地でも通します。」」

「お、おぉ~。」

フランスイケメン二人にものすごい真顔で迫られて若干引き気味の日本国鉄担当者でした。

後日、くだんの運輸相を好きなようにさせていたことから大きな国益につながりかねない案件を逃しかけていたのにのほほんとして、「でも、なんとか間に合ったからよかったじゃ無い。」とぬかされぶち切れた外務省と国鉄に根回しされた議会から不信任を突きつけられた内閣。なんとか子飼いの議員団によって不信任を否決したが、その直後に起こされた弾劾裁判で日英をズッ友といってはばからない王室の臨席している前でよせばいいのにくだんの運輸相が侮日、侮英発言をして、しかも他国の王室、皇室を侮辱する発言をし、王室の堪忍袋をぱんっぱんにした上で見事にその緒を一瞬で燃やし尽くしたため、王室侮辱罪が適用されその日付で強制内閣総辞職。根回しを担当した外務大臣が、次の首相が決まるまでの首相代理を担ったがその仕事ぶりから、王室によって指名され次の首相となりました。

外務大臣と内大臣を除く前内閣の面々は、日本経由で素っ頓狂集団から提供されたこういう罪に対して効果的な罰としてスケルトンルームに詰め込んでさらされている中性感帯を人知れず刺激されると言う、社会的に死亡するような罰を食らっていました。

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