堂坂 柚木2
私は足音に気をつけながら603号室を目指した。
既に消灯時間を過ぎているので、病院内は静かだ。
目的の603号室の前に立つと、眠っていると思ったのでノックをせずに扉を開ける。
病室は豆球になっていて薄暗い。
私を扉を閉めると静かにベッドを目指した。
ギュッ
突然、抱きしめられてしまう。
え?
誰?
「俺‥
岩井さんに言われて考えた。
考えて考えて‥
そしたら他の男に取られるのは嫌だと思った。」
岩井さんに言われた?
他の男に取られる?
サッパリ意味がわからない‥。
ただ、声の主がこの部屋に入院している男の子とわかって安心していた。
もしかしたら痴漢かもと思っていたので‥。
「好きだよ。」
いきなりキスをされる。
えーーーーーー!
どういうこと!
何で私キスされてるの!?
え?
好きって私を?
私は男の子の身体を掴むとキスから逃れようとする。
すると男の子は逃がさないように強く抱きしめると、またキスをしてくる。
今度のキスは舌を絡めた情熱的なものであった。
夫はキスも好きではないなかったようで、殆どした記憶がない。
もちろん軽いキスしかしてこなかった。
「好きだ!」
男の子の舌が私の口の中を蹂躙する。
あ〜頭がボッーとする。
キスってこんなに気持ちが良いもの何だ。
ドクッン
胸のあたりの何かの火が灯ったような気がした。
気がついたら私も彼を抱きしめると、今度は私が男の子の口の中を蹂躙する。
あ〜気持ち良い!
こんな感覚になるのは初めてだ。
すでに夫のことは忘れていた。
私は彼をベッドに押し倒す。
「あっ‥」
男の子が小さく声をあげる。
くぅ〜、可愛い!!
もう食べてみたい!
「もう無理!
我慢出来ない!
貴女が好きだって言って、私を本気にさせたのよ?
責任とってもらうからね。」
私はペロリと唇を舐めると男の子に襲いかかる。
あ〜キスって、うまい!
何て美味しいのだ!!
「ちょっと、待って!
一旦落ち着こう。」
男の子が私を止めようとする。
「待つわけないでしょ。
先に好きって言ったのは貴方よ。
男なんだから責任取りなさい。」
ここまでして止まるわけがない。
「え?
その声は先生!?」
男の子が何かに驚いている。
「ちょっと黙っとこうか‥。」
私は男の子の口をキスで塞いだ状態から、病院指定のジンベイ型パジャマを脱がせていく。
「ん!」
男の子が抵抗するが、それが逆に私を興奮させる。
何?
わざと嫌がって襲われるプレイをしたいの?
もう!そんな事しなくても私は準備OKよ。
では、君のはどうかな‥
私は男の子のを握る。
え!?
大っきい‥
夫のより全然大っきい。
「う゛ぅぅ〜」
男の子の抵抗が強くなる。
良いよ良いよ!その感じ!!
超興奮する!!
私はキスした状態からスカートを捲り、片手は男の子を押さえつけるのに使っている為、残った手で下着をずらす。
さぁ、準備は整った。
後は入れるだけだ。
男の子はまだ必死に抵抗している。
もうこれ以上興奮させないでよ。
私は覚悟を決めると、ゆっくりと腰を落としていく。




