恋バナ
う〜ん、困った。
あきらかに様子のおかしな6人。
私の勘だけど、ただサボりたいわけではないような気がした。
ここは、年長者として助言してあげねば。
「皆んな、何か目的があって体調不良って言ってるのよね?
他の先生方に内緒にするから、本当のことを話して。」
私が高校生時代は相談できる人がいなくて困っていた。そんな思いをこの子たちにはさせたくない。
「実は‥」
姉妹の1人が話してくれようとする。
「お前、喋るなよ!」
それをヤンキーの子が邪魔をする。
わかった。
この子を説得しないと話は進みそうにない。
「お願いだから話して。
絶対に誰にも言わないから。
女同士の約束よ!」
私の思いにヤンキーの子が折れてくれた。
「誰にも言うなよ‥。」
その後、ヤンキーの子から事情を聞きだす。
なるほど。
好きな子の為に、看病に行きたいと‥。
わかる!
その気持ちわかるよ。
でも、1つ気になることが‥
「6人とも同じ子が好きなんだよね?
どうして、その子はそんなにモテてるの?」
教師の立場ではなく、1人の女としてそれが気になっていた。
「いや、別に好きってわけでは‥。」
ヤンキーが顔を赤くする。
乙女か!
「どこがって‥
我ら姉妹を見分けてくれるから‥」
姉妹の1人がモジモジしている。
え?
見分けたから好きになったの???
チョロ!
「好きも何も、幼馴染同士が結婚するのが当たり前じゃん!
教師のくせに、そんなことも知らないの?」
馬鹿だ、この子は‥。
何だろう、少しイラっとした。
「私はその‥
いつの間にか目で追うようになって‥
その‥
好きになっちゃいました。」
うん、可愛い!
お姉さんが応援してあげる!!
姉妹のもう1人がキュンキュンするような事を言ってくる。
「正は私の恩人だから‥。」
ギャルの子は真剣な表情で話してくれる。
重!
見た目と違って重いよ!
もっと明るい話にしようよ!
そして最後はハーフの子だ。
さぁ、彼女は何を語ってくれるのか??
「彼を尊敬している。
私のありのままを受け止めてくれる。」
え?
終わり?
って貴女武士ですか??
尊敬って‥
思っていた恋バナと違って対応に困るのであった。




