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カラオケ3

「店長。」


「何?」


「面白過ぎですよ!

もう気になって仕事になりません!」

「私もです!」


「‥‥‥」


「詳細は分かりませんが、彼は1人で帰らされて‥。

残った女性達はひとつの部屋に全員集まって‥。」


「‥‥‥」


「店長も興味あるからスイートルームを貸したんですよね?

もう、正直になったらどうですか?

ほら、本音を言って下さい。」


「‥‥‥‥

気になるに決まってんじゃん!

もう仕事にならないわよ!

ヨシ!決めた!!

大橋君は店を閉めて!

高梨さんは今いる客を何とか理由をつけて追い出して!

さぁ、さっさと準備して観察するわよ!」


「「はい!」」


カラオケキング若葉店の店員の心が一つになった瞬間であった。


のちに勝手に店を閉めた事が本部にバレ、仲良く減給処分にされる事になる。


しかし、店員達は自分達が取った行動を後悔する事はなかった。


全員が口を揃えて、こう口にする。


「「「ドラマより面白かった!!やっぱりリアルが一番!!」」」


*    *    *    *


所変わってスイートルームの中



だだっ広いスイートルームには複数の女性が集まっている。


お互いがお互いを警戒しつつ、相手の出方を伺っていた。


そんな中、1人だけ脚を組んで余裕の笑みを浮かべる女性が口火を切って話を始める。


「皆さん、お集まり頂き有難う御座います。」


突然の挨拶に他のメンバーは困惑していた。


「回りくどいのは面倒なので、単刀直入に言わせてもらいます。

私の弟に近づかないで下さい。」


朝日奈正の姉、朝日奈茜が深々と頭を下げる。


全く予想していない事を言われ、皆が目を見開いて驚く。


「はぁ?

何の権利があってそんな事言ってんのか?」


慈愛那が間髪入れず毒づく。


流石は現役のヤンキー、かなりの迫力である。渚はその迫力にビビってしまっていた。


「権利?」


朝日奈茜が下げていた頭をゆっくり上げていく。


その顔には慈愛那の激しい迫力とは違う、静かなる力を感じる。


「権利ならあります。

だって正は私の弟だから。」


朝日奈茜の目からは狂気的な圧を感じるのであった。

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