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常識くんと愛さん   作者: ニケ
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第百二十七話

コロッケを堪能して満足そうに大塚は一息つく。目の前を見れば眠そうな神埼と嬉しそうな緒方の顔があった。可笑しくて笑うのを堪えながら大塚は口を開く。この二人はお似合いだなぁと思う。心から安心したように緒方に寄りかかっている神埼が微笑ましい。明日の体調はどうかなと心配していたが、安らかな顔をみれば、まあ、出掛けるのは明後日でもいいかなと思う。「林の絵のブログだけど。明日、図書館に行かないかなって思ってさ。追加の絵も写真に撮りたいし。どうかな?」大塚の言葉に眠そうな神埼の目が開いてにっこり笑った。体を真っ直ぐにして大きく頷いている。いいですね。行きましょうか。緒方も穏やかに笑っていた。大塚は林が気になっていたという弁当屋のことも話す。二人は驚いて、詳しく聞いてきた。林は戸惑いながらもゆっくり分かりやすく話す。神埼が声を上げて嬉しそうに笑っている。「林くんのいつも食べてるお弁当かー。食べてみたいし、その売り子さんにも会いたいな。緒方!明日は早く起こして」俺、きっと長い間寝ちゃうから。照れ臭そうに頬を掻きながら、最後の方は萎むように小声になっていく。緒方が笑って、わかりましたと答えている。頼りにされて嬉しそうだ。緒方のにやけた顔も見慣れたなぁと大塚はぼんやりと思った。「なんだか。。悪いなぁ。。神埼、無理をしなくていいんだぞ。眠かったらずっと寝てていいから。あのお弁当屋さんはほぼ毎日開いてるんだ。でも、新聞配達以外の時間帯はわからないな。。行ったことないし」心配そうな林に、神埼は大丈夫だよと屈託なく笑う。両手を伸ばしながら背伸びをして体を大きく動かす。眠気を追い払っているようで緒方が神埼の頭を優しく撫でている。神埼はくすぐったそうにしながら林を見つめた。「俺も行きたいんだ。新聞配達ってすごく早い時間でしょ?それもほぼ毎日だろうし。。凄いなぁって思ってさ。前から林くんが食べてたお弁当、気になってたんだよ。だって、授業中あんなに早く食べてたんだもん。美味しいんだろうなぁって」そういえばそうだな。大塚は思い出すように視線を上げて、うーんと唸っている。コロッケの最後の一口をしばらく噛んで飲み込んだ。「林の弁当食べる早さと迷いのなさは見事だもんなぁ。。もういつもの風景だから。自然に溶け込んでるし」その弁当か。楽しみだ。うんうんと大塚は頷いている。机の上の大皿にはもう何もない。手作りコロッケは美味しかった。そうですね。楽しそうに笑いながら緒方は林を見ている。「林くんのお弁当を食べる姿は、見ているとほっとします。ああ、いつもの日常だなぁ。今日も平和だなぁと和むのです。私もぜひ、そのお弁当を食べたいです」にこにこと優しく笑いかけられて照れ臭い。そんな風に見られていたのかと林は思った。だよなぁ!和むんだよ。大塚が嬉しそうに笑っている。神埼が片手を上げて、ふぁっと大きくあくびをする。「じゃあ、明日は早く起きて図書館に行こう!で、お弁当屋さんでお弁当を買う。他に寄りたい所はある?」はいはい!緒方が手を上げて必死にアピールしている。眠そうな顔はそのままに神埼が首を傾げた。大塚と林も何かあったかなぁと考えている。「私は晩御飯に神埼くんのハンバーグが食べたいです!!そして、神埼くんとのんびりしたいです!!」ああ、と大塚と林は頷く。いつものことだと思ったが、神埼は居心地の悪そうに目を下に向けた。もう。。緒方。。恥ずかしそうに顔を隠している。今更だが神埼が照れ臭そうなので大塚も林も何も言わず見守っていた。緒方の愛は深くて大きい。散々のろけを聞かされたので二人は静かに目を閉じる。あれは大変な愛だ。「わ、わかったよ。。ハンバーグな。のんびり。。うん。。」神埼は隠していた顔を上げて緒方を見た。ほんのりと頬が赤くて嬉しそうに笑っている。可愛いですねぇ。。緒方はだらけた顔をして頭を撫でている。だんだん慣れてきたなぁと大塚は思いながら隣を見た。林も同じことを思っていたようで穏やかに笑っている。目があって嬉しそうに笑い合った。「仲がいいのは、良いことだよな。明日、朝から絵の写真撮るからスケッチブック貸してくれよ。太陽の光に照らした方が綺麗に撮れると思うし」もう一度林の絵を見たいなとも思う。蜘蛛の絵や川の絵も楽しみだが、見せてもらって写真におさめた絵も好きだ。穏やかに笑って承諾した林が荷物の中からスケッチブックを出している。ふと視線を変えれば、神埼が緒方にもたれかかって安心したように目を閉じていた。緒方が愛しそうに神埼を見つめている。微笑ましい。明日が楽しみだと思いながら机の上のお茶に手を伸ばし一口啜った。お茶の優しくて少し苦い味と温かくて穏やかな雰囲気が心地よく、大塚はほっと息を吐いた。

皆様、おはようございます(*^^*)いかがお過ごしでしょうか?

明るい歌を聞いていますと、とてもいいなぁと思います。どんなに悲しいことも苦しいことも乗り越えて、温かい愛に溢れていく。人は凄いなぁと思います。じーん。。感動しました。皆様の幸せをお祈りしまして。。寝ます!!

ではでは皆様、これからも素敵な時間をお過ごしくださいね(*^^*)

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