第17話〜終焉
人たちが男を制圧した。忌まわしいデバイスを奪い、粉々に砕き 破壊します。私は目的を達成したのでしょうか?短いですが お楽しみくださいませ 長い間ありがとうございました 次は ラスト となります よろしくお願い申し上げます。
男の背中がゆっくりと振り返る。その手には、すべてを狂わせたあの忌まわしいデバイスが握られていた。
「ようやく来たか、燈、銀」
男の歪んだ笑みが白光に照らされる。だが、二人に躊躇はなかった。銀が音もなくサイドに回り込み、燈は真っ直ぐに泥を蹴って突進する。
激しい雨の音を切り裂き、一瞬の交錯。
肉体と肉体がぶつかり合う鈍い音、そして金属の擦れ合う火花が夜闇に散った。男の放った銃弾は燈の肩をかすめたが、その隙を見逃さない銀のナイフが男の腕を正確に捉える。
「ぐっ……!」
デバイスが男の手から離れ、水溜まりへと転がった。
燈はすかさず男の胸元へ踏み込み、渾身の拳を叩き込む。コンテナの壁に激しく叩きつけられ、崩れ落ちる男。その眼から光が失われていく。
静寂が戻った。激しい雨だけが、すべてを洗い流すように三人を濡らし続けている。
燈は水浸しのデバイスを拾い上げ、容赦なく踏み砕いた。これで、すべてが終わった。
「帰ろう、銀」
燈が短く告げると、銀は無言で小さく頷いた。二人は倒れた男に視線すら向けず、再び車のヘッドライトの光の中へと歩き出す。雨音だけが、彼らの新たな始まりを祝福するように激しく響いていた。
御一読一度いただきまして誠にありがとうございました。次に後日談を着けて割とさせていただこうと思います。 よろしくお願い申し上げます。




