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穴倉を作る

 穴掘りを始めてから1週間が経過した。


 流石にずっと穴掘りをするのはなんだから時間を決めて掘っていく事にした。


 家の仕事を手伝ったり家庭教師の先生からマナーや知識を学んだりする時間の間で穴を掘った。


 その結果、私の加護がただ穴を掘るだけではない事がわかった。


 まず、音を聞き分ける事が出来た。


 土の中に潜む音、例えば水とかの音が聞こえる様になった。


 もしかしたら水脈とか掘り当てたり出来るかもしれない。


 更に土の中に何があるのかも理解する事も出来た。


 これは石とかがどれくらいの大きさなのか、とかわかる。


 ただ、あくまで土の中限定なので地上に出ればなんにも感じない。


 さて、私は地下通路作りから更にレベルを上げ穴倉作りを始める事にした。


 地下通路の天井を少しずつ拡げていき、人ひとり入れるぐらいの空間を作った。


 私の秘密基地(予定)の完成だ。


(最終的には住める様にしたいけど……、流石に両親が止めるかもしれないわね)


 地下生活も悪くないかも、なんて一瞬だけ思いつつ頭を振った。 


 私は地上に戻りお父様に穴倉を作った事を報告した。


「穴倉が出来れば地下に野菜とか保管する事が出来るな」


「そうね、温度調節が出来れば地上よりも長期的に保管出来るわね」


「試しに1個作って倉庫として使ってみましょうか」


「うん、やりたい事があるなら言ってくれ、協力するぞ」


 よし、と心の中でガッツポーズをした。


「あ、そうだ。 明日アーネスト様が訪ねてくるそうだ」


「叔父様がですか?」


 アーネスト様はお母様のお兄様で幼い頃から可愛がってくれている。


 確かお城で働いている。


「なんでもメリーナにプレゼントがあるそうだ」


 私にプレゼント?   




 

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