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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

【異世界恋愛・ファンタジー】長編

月下の反逆者 ~王太子に逆らった青年と断罪された令嬢の逃避行~

作者:ぱる子
世界を敵に回しても、俺は、君の手を離したくなかったんだ――

王太子主催の夜会――
それは、すべての運命が狂い始めた夜だった。

地方の下級貴族の青年・アレンは、場違いなその場で、ひとりの令嬢と出会う。
婚約を破棄され、糾弾され、蔑まれていた彼女の姿に、彼は思わず声を上げた。
その瞬間、王都の秩序は敵となり、国中の目が「反逆者」として彼を追うことになる。

名誉も、地位も、信頼も、そして仲間も。
すべてを失いながら、アレンは彼女と共に逃げ続けた。
それが「正しいこと」だと信じていたから。

だが、国はあまりにも冷酷だった。
希望を掴もうとすればするほど、現実はその手を引き裂いていく。
“正義”とは何か。“愛”とは何か。
誰も教えてはくれないまま、二人はひたすらに走り続ける。

――そして辿り着く、逃げ場のない運命の結末とは。

これは、“声を上げた”青年と、“声を奪われた”令嬢が、
命を懸けて駆け抜けた、静かなる反逆の物語。
悲しみの果てにあるものを、どうかあなたの目で見届けてください。

恋と正義が交差する、絶望と愛の逃避行ファンタジー――開幕。

※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
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