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RPGな世界へようこそ  作者: JUDAS
さあ、イントロからですよ!
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さあ、まずは同窓会ですよ♪

はじめに……


前書き:作者からの一言あいさつを入れたりします。

後書き:小説のプチ補足として、前書きは連絡として使わせていただいでます。



改稿について……

特に連絡無しで変更している分は前書きの変更や誤字などぐらいで、本文を変えたときには題に(改)とでもつけますので、そのつもりでお願いします。



エブリスタとの違い

1、エブリスタで投稿したものをがっつり手直ししながら更新していくので、完成度はこちらの方が高くなっていると思いますが、当然あちらより遅いです。


2、こちらでの方が挨拶等が真面目になってます。

はっちゃけた作者が見てみたいって人はあちらもどうぞ?

ホールに入った時にはそこはすでに喧騒に満ちていた……



「なんだってこんなに騒がしいんだよ」



小学校卒業とともに海外へと引っ越して以来帰って来ていなかった俺は当然輪に入ることもせず、入り口の近くでたたずんでいた。



俺の元にも始めこそ挨拶に来たり、話しかけて来たりしたやつもいたが、俺が名前が思い出せず、さらに話す気もないとわかるとみんな去って行った……

そうこうしながらパーティーは進んでいく。



一度今の状況を整理しておくと、俺の名前は天ヶ瀬翔(アマガセ カケル)といって長身痩躯でキリッとした二枚めタイプだと言われるが、自分ではよくわからない。


小学校を出ると同時に外国に引っ越して、二十歳になった最近にやっとここ日本へと帰ってきたのだが、ふと思い出して小学校の同窓会なんぞに顔を出したのが間違いだった………


いくら中学、高校、大学と他の奴らもバラバラになったとはいえ、8年間日本にいたか外国にいたかでは親近感が違いすぎる。




実はさらに、俺の場合向こうでの生活も少し関係するんだが、まあその話は今は関係ないから少し置いておこうか。



そんなわけで、同窓会の会場であるホテルのホールにいるのだが、端の方に突っ立っているのが今である。

まあ、現状を整理してみた所で何も変わらないんだけどもな……



そんなこんなで、周りの輪に入っていく気も無い俺は、とりあえず周りの様子を探っているのだが、予想通りというかなんというか人の名前や顔を覚えるのが苦手な俺には誰が誰なのかほとんどわからない。



そうこうしながら、周りの様子を眺めていると、1人だけ明らかに挙動がおかしいやつがいた……


そいつは最初から用意されていたのであろう大きな物を覆った布の横に立っているのだが、太っていて脂ぎった感じのする、同じ二十歳とは思えな いような男なのだが、俺と同じく誰とも話さず先ほどからやけに周りを気にしている。



さらに言うと、そもそもそいつの横の大きな物が何なのかということ自体が謎である……


俺にはさっぱりわからないし、周りのやつらの様子も、ちらちらと盗み見ながら周りと話し込んでいるやつが多いので、知らないのは俺だけでは無いようだ。




そんな事を考えていると、さっきから挙動不審だった男のそばに1人の男が近づき、何か話しかける。

そして、その伝言は誰かによる呼び出しだったらしく、そいつはのそのそとステージの方へ移動していった


……


…………


……………………



少ししてから、そいつも同級生だったという美人の司会がその男を紹介し、段上へと呼んだ。

紹介から名前は後藤弘樹(ゴトウ ヒロキ)であるという事が判明したその男はのそのそとステージへと上がって行ったのだが、後藤がステージへ上がるなり客の間から忍び笑いがもれた……


その一種独特の蔑むような笑い声が気になった俺は、手近にいてすごいペースで料理を掻き込んでいるやつに自己紹介と共に客の反応が妙な理由を尋ねたところ、その男は俺の名前に驚き


「はっ!?翔!!!

帰ってきてたのなら連絡ぐらいよこせよ!

俺のことは覚えてるよな?

親友の藤堂隼人(トウドウ ハヤト)だぜ??」


正直いうと忘れてました……

まあ、わざわざ名乗って説明までしてくれたからとぼけるけど。


「いやいや、お前の事を忘れるはず無いじゃないか!

アメリカでもたまにお前のことを思い出してたぜ?」


「はぁ……その顔は忘れてやがったな?

まあ、それはおいおい償ってもらうとして、後藤への周りの反応の理由だったな。

わすれたか?あいつは昔から暗くっていつも隅で本読んでた変なやつだよ」


と、やたらハイテンションにおしえてくれた……

てか、何故バレた!?


「そもそもお前は昔っから…ry」



……………………



…………



……




話しててなんとなく思い出したてきたんだが、こいつは小学校の頃からこんな風によく食っていつも騒いでる騒がしい奴で、当時はよくつるんでいろいろと悪さをした下b……ではなく親友のようなやつだった…


今でこそ俺もこんなクールキャラだが、当時はこいつをいじりつつも、いつも一緒にはしゃぎ回ったっけな……


いや、今でも根っこの部分は変わっていないらしく、こいつに対して親近感を感じてる部分も無いとは言い切れないな……




まあ、とはいっても8年ぶりに会ったやつといきなりこんな場所で騒ぐというのも嫌だったので、そのまま語り続けそうな様子を察知し、さり気なく気配を絶ち、その場を離れ飲み物を貰いに別のスペースへ移り後藤の話を聴いてみることにした。



え?隼人??

まだテーブルで俺が居ないことに気付かず何か語ってるよ?



後藤の話は隼人のせいで最初は聞き逃してしまったものの、基本的には自分が五感全てをリンクさせて行う類のバーチャルゲーム機(以下VGと呼ぶ)を生み出したというような事だった……



そして、またVGというだけならこのご時世日本においては結構いろんな所にあるが、仕組み等は誰も知らず、販売してる会社も実は儀式によって呼び出しているのだという噂すらあるという事だった。



てか、そんなよくわからんものが何故ふつうに流通しているのか……

アメリカの常識からすると考えられない事だ………




話が少しそれたが、それら普通のVGは本来一度に最大でも4人ほどしか接続出来ず、当然の事ながら外と中の時間の流れは等しくなっていて、外からゲームの様子もみる事が出来るのだと言う。


しかし、この新しい装置(後藤がエデンの園と名付けたらしい)はなんと一回入るとクリアするまでは外界との関係が完全に断ち切られて、装置の中にいる限りは外の時間は止まっているのと同じだという、なお一層非科学的なものらしい。



まあ、俺を含めたほとんどの人間はほとんど信じていない様子で、相変わらず近くのやつと話してながら笑っている。



そもそもこのVG自体が、日本でこそありふれたものとなっているものの、外国には一切出回っておらずさっきの話にもあったとおり制作している会社以外ではそれに近い性能のものすら作れないというのが現実である。

さらに、外国で一般的にこの装置について知られている事と言えば



1:その大きさや価格故に一般家庭では使えないので、専用のゲームセンター等にしかないと言う事


2:遊ぶ時は指定された錠剤を飲んで、同時にプレイする人が指定された範囲内に入り、1人がスイッチを押すだけでいい


3:ゲーム自体は実際の世界と区別出来ない程に出来がよく、現実と異なるのはゲーム内の方は設定により、どんなありえないような世界でも再現出来るという事と、事前に定められているルールは破れないという事ぐらいしか違いはない


4:そしてその会社がどのようにしてそれを発明、生産しているのかという事は外国においては当然気になるものであり、各国のスパイ達がその秘密を調べようとしているといった噂すらある


という4つぐらいである…………




なので、そんなものを更に発 展させたものを一介の大学生(?)が生み出したのだと言い出した所で、はいそうですか。とは信じられないのが普通だ……よな?


演説が終わると司会がマイクを受け取り、


「では、今回久しぶりに出会ったみんなで早速体験してみましょう。さあ、今から一人一錠ずつ錠剤を渡すので受け取ってください」


などと吐かし出した時にはホール全体に今日最大のざわめきが起こった。



正直全く信じていない面々がやはりほとんどなので、どうせ普通のVGなんだろ?とか、何も起こらないんじゃないの??とかいう声しか聞こえないし、俺も司会の言葉に耳を疑った。



しかし、司会の方が一枚上手だったらしく、


「現実での時間は止まっているんだし、たとえもし嘘だったとしても、しばらくすればホールの管理人が勝手に切ってくれるだろうから、ぜひここはお願いします♪」


と頼む事によって、みんなでやってみる事になってしまった………

まあ、俺はというと



「ここで下手に反論するよりはおとなしく従っておいた方がまだめんどくさくないよな?」


ってな事で、結構普通に状況を受け入れて錠剤を受け取っていた。



さて、俺はそうそうに錠剤を飲み込んで待機してるんだけど、やっぱりみんな警戒しているのか飲まないやつも多いようだ……


何故そんな事が俺にわかるかって??


それは単に、どういう方法でかは知らないが、後藤はどれだけ巧妙に飲んだ振りをしたやつでさえも的確に見つけ出して、飲むように説得させているからである。

そう、あの司会の女の子に……


司会の女の子もそれが仕事だと諦めているのか、とにかく自分の仕事を終わらせたいという雰囲気で説得して回っている。


そして、ひとりひとり着実に説得出来ている所からかんがえると、結構有能みたいだ。

ロングストレートの黒髪で、清楚系とでもいった雰囲気の優れた外見も有効な武器ではあるのだろう。


まあそんな事で、その様子をぼーっと眺めているだけの俺にもどの位が飲んだのかがわかっている。


そんな説得の様子を高みの見物よろしく眺めていると、ようやく全員飲み終わったようで再びマイクはステージへと戻った……



「皆さん、ご協力ありがとうございました。

それでは時間も押していますし、すぐにも始めたいと思います。さあ、皆さん一緒に、3……2……1………ゲームスタート!!」



ほとんどが胡散臭そうに、そして一部が楽しそうに見つめる中、ハイテンションで宣言すると、ただ1つ目立っている大きめのボタンを力強く叩いた。



すると、同時に俺の視界は嘘みたいに鮮やかな極彩色に彩られ、その中でもなんとか意識を保っていたものにも関わらず、緩やかな浮遊感とともに五感が失われていくのが分かった。



だが、俺はここにきてもまだ、これがVGを始める感覚なんだなあ……程度の事しか考えて無かったような気がする。

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