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論説 日本国憲法 戦争なんか放棄していない日本国憲法第9条  作者: 田中 康之
零章 世界最終戦争を遂行するための条文が憲法第9条の正体である。
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犠牲者2,400名の報復は、ジャップ百万人を殺戮しても足りない。

Tokyoに原子爆弾を投下することは、まずい。


彼は、直感で思った。


大規模空爆の繰り返しで多くが焼かれたとはいえ、Tokyoエリアには民間人中心にまだ数百万人近い人間が居住している。このままでは犠牲者が百万人を越えてしまう可能性がある。


更には、ミカド(天皇)が死んだ上に、首都が放射能汚染されたら日本国の再興など夢のまた夢だ。


海軍の作戦立案感覚はやはり完全に麻痺している。


この暴走を止めなくては、


「待て!Tokyoは、すでに焼け野原だ。そんな所に新型の爆弾(原子爆弾)を投下しても戦果が上がらないだろう。折角の新型爆弾なんだ。日本国にはまだ、手付かずのエリアも在る筈だ。」


彼は、謂ってからはたと気づいた。


「ほほーっ。確かに。腰抜け役人もたまには良い事言うじゃないか。」


海軍大将は、彼をはすにらみ、舌なめずりしながら台詞せりふを続けた。


「広島、長崎、新潟、函館・・・、確かに手付かずのエリアは、まだまだ在るな。」


「手足をぐように順番に毎日、新型爆弾を投下してやろう。」


仕舞った!これでは、Tokyoと日本国の未来を救うため、他のエリアの日本国民を生贄いけにえに差し出したようなものではないか。


彼は、この自分の発言が意味することを完全に理解した。








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