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「魔女の子供はやってこない」

著◆ 矢部嵩先生


 Amazonで購入したきっかけは「花束は毒」を書いた先生がなにかのコメントでご紹介なさっていたから。花束は毒はちなみに未読。いつか読みたいとは思っています。


 夏子の語りが小学生っぽく、しかし真理をついている箇所も多く、とても独特で惹かれました。

 一話目からリズミカルに小学生が死んで、私は大変恐怖し、しかしこれは読書なのでその感情の盛り上がりが愉快でならず、ページを捲る手が止められませんでした。

 あと最終話。ほんとうにボロボロになった夏子が痛くて転がって読み進めました。

 最期は納得しました。全部理解できたわけじゃないけど、夏子がそうした意味はわかりました。

 地獄はこない。地獄へ自分で歩いて行ってもいい。

 それが人生だから。


 これは「作者が正気なら書けない作品だ」と思うくらい面白かったです

 ファンシーに汚くて醜くてぞっとする人が目を逸らしたくなる部分を詰めた作品でした

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