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「私が大好きな小説家を殺すまで」感想
著◆斜線堂有紀先生
面白かったです。人生で読むのは2回目くらいです。
守屋先輩が出てきたところで腕に鳥肌が立ちました。複雑な感情と丁寧に綴られた小学生時代の先生との思い出がきらきらと光って、三人が迎えたエンドにも納得します。
小説家は誰かの神様になれる可能性があります。人は絶望のなかでも心の本棚にいつでも物語をしまっておけるから。物語を思い出して心の支えにできるから。
私も小学生のころ小説家は神様に違いないと盲信していたけれど、社会人になってその神様は死んでしまいました。小説家だって人なんだって思うようなことがありました。
小説家は神様じゃない。
それを知ってしまったからこそ、いつもちょっと冷めた感想を抱くのかもしれません。
作中の先生はロマンチストだなあと思います
梓も先生に叶わない願望を持って揺れていた……執着と盲信の狭間……うーん、難しい。まだ私には難しいみたいです。
感情移入はできるけど、深い理解の先にはいけない感じがする小説です。
ラストは純愛だったんだなって私は解釈します




