入学式
日が変わって入学式当日。
ワクワクしすぎていつもより早起きだった。
いつも側近が洋服を持ってきてくれる。今日はいつもとは違った感じの服を持ってきた。入学式だからかな?
「ローザ様、こちらは学校の制服でございます。今日からは毎日これをお召になってください。」
へぇー制服なんてあったんだ。私この制服好きかも…
制服は長袖の白いワンピースに胸の所に校章がついたものだ。袖には青いラインが入っている。プラスして装飾品をつけてもいいらしい。貴族の子は大抵着飾ってくるみたい。まあ、私は学校では普通の人として暮らしたいから何もつけないけど…
着替えて朝食を取ったらついに登校だ。
お父様が行くぞと言って私の手を取った。そして一緒に学校に行くことが出来るあの建物に向かった。
「其方にはまだ言ってなかったがあの建物はロストサーチと言う。学校で何かあったらここに行きたいと先生に言うといい。あぁ、私への手紙でも構わない。本当に急な事ならば直接こちらへ来た方が早いと思うが…」
お父様がそんなことをつらつらと説明している間にロストサーチとやらに到着した。
やはり前回と同じく私たちよりも前に来ている人がいた。
そして、国王であるお父様の顔を見るなり近寄ってきて挨拶をしてきた。お父様面倒くさそうな顔してる。わかりやすいな、相手には伝わらないのだろうか?
ようやく挨拶も終わり私を送り出す時間になった。
「ローザ、忘れ物はないな?後で入学式には行くからな。あぁ、それと荷物は後で送らせるから心配はするな。何か困ったことがあったらすぐに私に言うんだぞ?あと……」
えっ〜何この心配症モード。お父様こんなキャラだったけ?
「もう!分かりましたから!学校に初っ端から遅れてしまうではありませんか!早く送って下さい!!」
お父様は一瞬動揺をみせたが、すぐにそうだなと言って送ってくれた。そして今回はちゃんと扉から…
目の前の光が無くなった瞬間見覚えのある景色が広がった。
いよいよ今日から学校だ!まずは入学式頑張ろ〜!それと友達作りもね!
「貴方は入学生ですね?クラスは何でしょうか?教室までご案内致します。」
さっそく先生に話しかけられた。
「Sクラスです。」
そう言うと、先生はすぐにクラスに案内してくれた。
すでにほとんどの生徒が集まっており着席していた。私も自分の席を探し座った。すると後ろからおい!っと呼ばれた。
振り返ってみるとそこにはカタルがいた。
「おはよう!カタル君もこのクラスなんだね。よかったよ知ってる人が1人でもいて」
「当たり前だろ?お前こそよくこのクラスに入れたなー」
なっ!失礼な…
「その言葉、そっくりそのままお返しします!」
なんだかんだ言っている間に先生が教室に入って来た。マーク先生だ。
「皆さんおはようございます。全員いますね?私はこのクラスの担任のマークです。主に魔法関係の授業を担当させていただきます。これからよろしくお願いします。では、そろそろ式が始まりますので廊下に並んでください。」
いよいよだ。緊張するなー。
入学生入場の合図と共に生徒は大講堂に入っていく。
Sクラスは花らしいので1番最後に入る。
全員が着席するとついに始まる。まずは呼名だ。この国の学校は身分の関係なしに教育をするため家名は呼ばれない。そこそこ有名な人はどこの誰だか分るらしい。
本当なら王族はすぐにバレちゃうんだけど、私の場合あんまり顔を他の人に見せてなかったから誰も気づいてないっぽい。ラッキー!
次は来賓祝辞。お父様とお母様は来賓で呼ばれているため来賓席にいる。来賓を代表してお父様が挨拶するようだ。
ながーいながーい話が終わる頃にはほとんどの生徒は飽きて指いじりなどをしていた。私もお父様じゃなかったら同じことしてたかも…
次はいよいよ私の番だ。わーやばい緊張してきた。手汗が…
名前を呼ばれて檀上に上がった。上から見るとどれだけ人がいるかよく分かる。後ろの方には上級生もいる。早く終わらせて戻りたい。王宮仕込みの見事なお辞儀を見せ、早速入学生代表の挨拶をした。読み終えるとまたお辞儀をし、檀上を降りた。あー、終わった。恥ずかしかった。何がともあれ無事に終わってよかった!
その後も何事も無く入学式を終え、教室に戻った。
これからどんな生活が待ってるんだろ?
ほんとに更新遅くなってごめんなさい!




