プロローグ
先に書き記しておく。
この物語は「フィクション」である。
たとえ身近に起きた事象に似たものや、存在自体が否めないものがあったとしても、今の貴方たちには関係がない事だ。
話が変わるが、私は空想的な物語を創り出すことが好きだ。
この世に存在しないものを創造するという行為は自分の心を豊かにしてくれる。
貴方たちも思ったことはないだろうか。
「この世界が自分にとって最高の世界に生まれ変われば良いのに」と。
一つ、貴方に魔法をかけよう。
この物語を読み進めていく度、貴方は擬似体験することができるはずだ。
何を体験するのかだって?
その答えは既に貴方の目の前にあるはずだ。
最後に改めて言おう。
この物語は「フィクション」である。
『創造主は誰かを神にすることができる』
俺はありもしない存在を創造することが好きだ。
それは何もないところから物語を紡ぐ行為ーー
人々はそれを『フィクション』と呼ぶ。
だがそれは単なる言葉ではない。
『フィクション』とは幾つもの「存在しない」物語を繋ぎ合わせる為の『魔法』なのだ。
誰もが知っている物語の中に
目には見えない世界線が交差し
それが一つになった時
人々の運命は“歪み”始める。
そしてある時
その歪みが世界そのものを引き寄せ
最初はただの幻想だった物語が
現実を超えて侵入する。
この物語は
繋がることのなかった世界線が
一つの物語へと繋がる
自分の創造が創り出した物語だ。
その物語の中にある真実とは
誰が“神”を創り、誰が“王”を護るのか
そして
物語を紡ぐ者が果たすべき使命とは何なのかーー




