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彼女への激しい想い

 この気持ちが心に出てから、私の行動は乱れた。


それまで、規則正しい生活をしていた。


しかし、それが崩れてしまった。


食事の量もかなり少なくなっていった。


無意識のうちに、家族に自分の至らなさを話していた。


誰もいない時には、気持ちが大きく揺れた。



 彼女に会う方法を考えた。 実家に電話する。 現実的で無い。 止めよう。


目が不自由になった自分を恨んだ。 自由に動けない。


この気持ちを忘れる様に努めた。



 しかし、私の心は、常に低空飛行状態になり、時折地面すれすれに下がっていった。


その時は喪失感と絶望感が一緒になっていた。


彼女が自分のそばにいない喪失感、孤独な気持ちも溢れた。


嗚咽がこみ上げた。


50代後半のオヤジが、過去に付き合った彼女のことで泣く。


気持ち悪がられるだろうが、当の本人はいたって真剣である。



 何なんだこの状態は。自分でもそう思った。


それまで、私は感情を表に出すことを極力避けていた。


幼少期からの人生の歩みは、クールにふるまうことだった。


しかし、今は彼女のことで涙を流し、激しい落ち込みの状態になっている。


自ら、心が呼び起こした感情は、人生最大の出来事だった。

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