第1話
「ひゃっはー!これで俺も勝ち組人生か、長かったな」
俺、野橋奏汰は負け組だ。
部活のレギュラーやテストの順位に受験や就活、挙げ句の果てにはただのジャン券ですら一度も''勝った''ことがない。
そんな、俺がどうしてこんなことを思ったのかというと…
「うむ、お主は死んだのじゃよ」
「はっ?」
突然真っ白な部屋に居たと思ったら死亡宣告とか笑えねぇよ…
「安心するがよい、お主が死んだのはわし達のせいじゃ。時にお主は勝負事に異様に弱いと感じたことはないか?」
「ええ、まあ…」
「それもわし達のせいじゃよ」
「はっ?」
へ?死んだのもこいつのせいで、いつも負け組人生歩んでたのもこいつらのせいだと?
「あぁ?ふざけんなよ!」
「まあ、落ち着くのじゃ。お主には2つ特典を与えた上で別の世界に転生させよう」
て、天性?てかそれって異世界転生もののような…
「まさしくそれじゃ!」
「ましで!ってことは特典は選ばせてくれるの?」
「うむ!」
やったぜ!何にしようかな 魔法使い極めるとか…いや、剣士とかも…あえてハーレム狙うのもいいな
「ただ、選べる特典は決まっておるがな」
「おい!」
「この5つのカードから2つ選ぶのじゃ」
しかもそういう選択式かよ
まあ良いや、この2つで
「うむ、特典は魔法習得効率上昇と…これは、当たりじゃな
もう一つの特典は''全ての勝利はあなたの為に《シュレディンガー》''じゃ」
「へ?魔法習得効率上昇はわかるけどそれはなんだよ?」
「あらゆる戦いに絶対に勝てる能力じゃよ」
それってチートじゃねぇか、すげぇ!これなら勝ち組人生をエンジョイ出来るじゃん
「うっし!」
「うむ、気に入ったようじゃな。それでは行ってもらうとするかの」
「へっ?いきなり?」
「うむ、はいどーん!」
「最後ノリノリじゃねぇーかぁぁぁぁ!」
「あっ、絶対勝てるとはいっても苦戦しないわけではないって言うの忘れた。まあ大丈夫かの」




