やきもち!?
更新が遅くなり申し訳ありません。
続きです!
――夕方。バイト中だった。
私は、汚れた食器を片づける為フロアに立つ。
「お前も大分、この店になじんだよな。」
「ええ。優しい先輩のおかげで。」
「はは。憎まれ口もたたけるようになったしな。」
まあ半分は本当の事だ。隼さんのおかげである。
そんな時。入口から見知った人影が現れる。
「おう。美波。」
「いらっしゃい。兄貴。」
デート?以来、兄貴とはよくメールを交わす仲だ。たまに、本当の兄貴と錯覚してしまう程だ。
本当に兄貴は忙しい人で、夜中目が覚めて寝つけず、メールしてみると返事が返ってきたりする。そんなやりとりが何度かあった。いったいいつ寝てるの?と思う。
「また、メールする。」
「うん。」
調理場に戻ると、少し怖い顔の隼さんが私を待っていた。
「ちょっと来い。」
今までに見たことない隼さんの顔だ。
な、なに?私、何かした?……隼さん怒ってる?
怖い。私は静かについていく。
裏口に連れて行かれた。
「……お前随分、小野さんと親しいようだな。」
「えっ?」
「知り合いじゃなかったはずだろ。なのに今は呼捨てか?」
ああ、先ほどのやり取りを聞かれたんだ。
「ちょっと、色々あって親しくなったんです。」
「色々ね……。」
「別にいいじゃないですか。隼さんには関係ないし。」
「おまえ!」
いきなり、メガネ越しに睨まれる。
な、なんで!?
「…………ああ、わかった。やきもちですね。」
私はいつもの調子で、憎まれ口をたたく。
「…………。」
なんで何も言わないのよ!?
「お前が女子高で、男に慣れていない事は知ってる。清志郎にも聞いてるし。免疫をつけることは大事だが、男は狼だ。気をつけろ。」
また耳元で言われた。今度は低くない男の声で……。
「兄貴はそんなひとじゃない!」
「いい人でも、男にかわりはない。」
突然。両手首を私の頭の上で、ドア越しに押さえられる。
「こうしたら逃げられないだろ。」
隼さんが怖い!
「やめて!」
私がお願いするとすぐに力は緩んだ。
「覚えておくことだ。」
「……わかった。」
――――ドクンドクンドクンドクン――――
なんなのよ、いったい……。
――――To be continued
読んでいただきありがとうございます!
今回、サイドストーリー王司編を投稿しましたのでそちらもよろしくお願いします!




