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第4話 「皆で遊園地デート!?」

マラソン大会で結愛は蓮の色々な一面を知ることができた


そして結愛はそんな蓮にどんどん惹かれていくのであった

マラソン大会から数日が経ったある夜、結愛は自分の部屋で勉強をしていると、渚からメールが来た




渚 ≪明日みんなで遊園地に行かない!?久しぶりにみんなでパァ~っと遊ぼうよ!≫




この時、結愛は何の疑問も無く返事をしてしまう




結愛 ≪うん!良いよ!≫




結愛が変身すると、渚からすぐメールが返ってきた




渚 ≪OK~~!!じゃあ明日の1時に現地集合ね!P.S 明日は白い服を着てった方が良いよ!≫




結愛「(……なんで、白い服なんだろう?)」








ー翌日ー




結愛は最近買った白いワンピースを基調とした服を着て、集合場所に行くとそこには驚きの光景が待っていた




結愛「…なんで…先輩方も居るんですか?」




そう…そこには茜・渚の他に蓮・健二・迅の3人がいたのだ




健二「いや~!俺らも遊園地で遊びたいな~!って思ってきたら、そこにばったり渚ちゃん達とあってさ~!」




そう言って誤魔化そうとする健二




迅「いや…俺はまったく興味なかったけど、今朝こいつが叩き起こすから仕方なく…」




蓮「俺もそんな感じだった…」




茜「まんまと私達、騙されたわね…結愛」




結愛「う~…ひどいよ~」




健二「まぁまぁ!結果的にみんな巡り会えたんだし!これはみんなで遊ぶっきゃないっしょ!?」




渚「そ…そうですよね!パーッと遊んじゃいましょう!!」




こうして結愛たちは遊園地の中へ入って行った








ー遊園地内ー




結愛「わぁ~~…!」




日本最大の広さを誇る葉桜市の遊園地内は、ちょうどパレードなどがやっていて、とても賑やかになっていた




渚は様々なアトラクションに目を輝かせている結愛に近付き、蓮達に聞こえないように耳元でささやいた




渚「機嫌治った?今日は騙しちゃってごめんね結愛?」




結愛「もういいよ、許してあげる…ところで何で白い服なの?」




渚「あっ…それはね…」




渚が耳打ちすると結愛が耳を真っ赤にして大声をあげる




結愛「えぇぇ~っ!?」




渚「し~~っ!!声が大きいっ!」




結愛「でも…でもでも…先輩が好きな色の服を着て…なんか変に思われたりしないかな?」




渚「心配ないって!ほらっ!皆のところ戻るよ?」




結愛「あっ!」




そう言って渚は結愛の手を引っ張りみんなの居るところへ戻る




渚「おまたせしましたっ!」




健二「遅かったねっ、2人で何話してたの?」




結愛「それは、女の子だけの秘密ですっ!それよりっ!」




そういって渚は話を切り替えた




渚「そろそろみんなで別れて行動しましょうか?」




健二「おっ良いね!じゃあ俺、渚ちゃんと行きたいな~!」




渚「え~私ですか~?ん~どうしよっかな~?」




健二「俺と来るならクレープでもなんでも奢ってやるぜ!?」




渚「ほんとですか!?行きましょ行きましょ!それじゃあ6時になったら、ここにまた集合ってことでっ!」




そう言って2人は居なくなっていった




すると迅が残りの3人に言った




迅「めんどくさいから…俺も適当にぶらぶらしてくるわ~」




迅はそういってどこかに行こうとする




茜「じゃあ、わたしも迅先輩に付いていきます!見張りとして!」




迅「見張りってなんだよ!なんもしねーってば!」




茜「いーえ!信用出来ません!いざとなったら木刀もあるんで覚悟してくださいね!?」




迅「ふざけんなっ!何でこんな所まで木刀持ってきてんだよっ!」




2人はギャーギャー言い合いながらも、人ごみの中へ消えていった




そして最終的に結愛と蓮だけが残り、しばしの沈黙が続いた




すると蓮が結愛に話しかける




蓮「俺たちも…そろそろ行こうか」




蓮はそう言って結愛に笑顔を向ける




結愛「あっ…はい…///」




こうして2人はアトラクションコーナーの方へ向かっていった







ー アトラクションコーナー ー




蓮「まず何に乗りたい?」




結愛「えっと……………あっ!…あれがいいです!」




結愛が辺りを見回して指をさしたものは、城を軸に周りのお馬さんたちが回る遊戯、つまりメリーゴーランドだった




蓮「……………………あれ?」




蓮は自分の目がおかしくなったのかと思い、もう一度聞き直した




結愛「はい!あれです!…………ダメですか?」




そういって結愛は上目使いに蓮に聞いた




蓮「ぐっ………わかった…いいよ…行こうか」




そして2人はメリーゴーランドへ向かって行った




そこからは、蓮が悲惨な目にあったのは言うまでもない




周りの大人や子供に注目を浴び恥ずかしい目にあったのだ




結愛はその事に、終始気づかず1人楽しんでいた




そしてメリーゴーランドが終わり次のアトラクションを探していた




結愛「次、どこ行きましょうか?」




蓮「じゃあ、あそこ行こうよ」




そう言って蓮が指差したのは、お化け屋敷であった




結愛「えっ…!?お化け屋敷ですか?」




蓮「うん………ダメ?」




結愛「ダメじゃないですけど…1つお願いがあります」




蓮「なに?」




結愛「あの…その…手…繋いでて下さい…怖いので…」




蓮「………わかった…いいよ」




そして2人は手を繋いで一緒に入って行った




お化け屋敷内で結愛はまだ何も起きていないのに恐怖で震えていた




それを心配そうに見つめる蓮はすかさず声をかける




蓮「大丈夫?怖いんだったらやめてもよかったんだよ?」




結愛「い…今話しかけないでください!お願いしま、きゃ~~~~っ!!!」




結愛が返事をしようとした時、結愛の横にあった棺の1つがものすごい音を立てた為、結愛は悲鳴を上げた




こうして出口に着くまでお化け屋敷の中では結愛の絶叫が続くのであった




結愛「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」




息を荒くしてる結愛を心配して声をかける蓮




蓮「大丈夫?…何かごめんね?」




結愛「い…いえ…大丈夫です…」




蓮「とりあえずそこのベンチに座ってて?俺なんか飲み物買ってくるから!」




結愛「あっ!先輩、別に…」




そう言って蓮は、結愛の言葉も聞こえぬまま、飲み物を買いに去っていった




結愛「(なんか先輩に悪い事しちゃった………そういえばお化け屋敷の時、先輩と手繋いじゃったんだよね……先輩の手…大きかったな…///)」




結愛は自分の手を見つめながら、お化け屋敷の出来事を思い出し頬を赤くしていた




しばらくして蓮が帰って来た




蓮「お待たせっ!…あれ?顔赤いけど大丈夫?」




結愛「あっ!///…はい///大丈夫です…///」




そう言いながらも更に赤くなる結愛




蓮「ちょっとごめんね?」




そういって蓮は結愛のひたいに、手を当てて熱を測った




結愛「(ひゃぁぁ~///せっ先輩が私のおでこに///)」




結愛の顔が真っ赤になり体温がどんどん上がっていった




蓮「やっぱり少し熱がある…もう帰った方がいいんじゃないかな?」




その言葉を聞いて少し落ち込む結愛




結愛「……いやです…」




蓮「でも…」




結愛「お願いします…今日、凄い楽しみだったのに…こんなに早く帰るなんて…嫌です…」




結愛は真剣な顔で蓮を見つめていた、蓮はそれに負け、諦めるように言った




蓮「わかった…でも具合が悪くなったらすぐ言うんだよ?」




それを聞いて結愛に笑顔が戻る




結愛「はい…!」




蓮「それじゃあ行こうか?」




結愛「えっ?なに行くか、もう決まったんですか?」




蓮「あっうん、さっき飲み物買いに行ってる途中でゲームセンターがあったから、そこに行ってみない?」




結愛「あっ!行きたいですっ!」




蓮「ふふっ…良かった、それじゃあ行こうか?」




こうして2人はゲームセンターへ向かって行った




結愛「わぁ~…!」




ゲームセンターの中は色々な種類のゲームが豊富にそろっていた




2人は中に進むと結愛がUFOキャッチャーのぬいぐるみに惹かれていた




結愛「これ可愛い…///」




蓮「とってあげよっか?」




結愛「えっ…?」




蓮「まぁ…みててっ?」




そう言って蓮はUFOキャッチャーにお金を入れ、クレーンを慣れた手つきで操作していく




そして上手くタグにクレーンを引っ掛け、ぬいぐるみを容易に取ってしまった




蓮「はいっ、あげる」




結愛「わぁ~!ありがとうございますっ!」




そういって結愛はとてもうれしそうに、ぬいぐるみを抱きしめていた




蓮「ねぇ?結愛ちゃん?次あれやらない?」




そう言って彼が指差したのはプリクラだった




結愛「プリクラ?ですか?」




蓮「うん…嫌だった?」




結愛「いいえっ!私も久しぶりにプリクラ撮りたいですっ!」




蓮「よかった、じゃあ…いこっか?」




そして2人はプリクラ機の中へ入って行く




蓮「へぇ~最近はなんか新しいんだね」




結愛「そうみたいですね」




2人はとりあえずお任せ機能を押すと機械音声が流れた




機械「面白いポーズをとってね?…はいチーズっ…パシャっ」




2人はそれから様々なポーズをして次々と撮っていった




結愛「ふふっ先輩っ、面白い顔してますよっ」




蓮「結愛ちゃんこそ、目つぶってるしっ」




結愛「あっ///見ないでくださいよっ///」




蓮「いいじゃんっ、可愛いよ?」




結愛「もう…///……あっ!次、あれやりませんか?」




蓮「そうだね!遊び尽くしちゃおう!」




その後も、2人は様々なゲームで遊び、あっという間に時間が過ぎて行った




蓮「もう…こんな時間だね?」




結愛「そうですね…」




そういって寂しそうな顔をする結愛




蓮「もうそろそろ集合時間だし、最後にあれに乗ろうか?」




そういって彼が指差したのは観覧車だった




そして2人は観覧車に乗った




蓮「今日は、ほんとに楽しかったね?」




結愛「はいっ!私もあんなに、はしゃいだのは子供の時以来です」




蓮「へぇ~!結愛ちゃんの子供の時ってどんな子だったの?」




蓮がそれを聞くと結愛が少し悲しそうな顔をして話してくれた




結愛「実は…私、子供の頃、凄く暗い子で、それで虐められてて友達が1人も居なかったんです…それで、毎日1人で公園で泣いていました……あの日も同じように公園で泣いていたら、知らない男の子が突然やってきて飴玉をくれたんです」




蓮「飴玉?」




結愛「はい…私は最初、不安だったんですけど彼からもらった飴玉がとても美味しくて、そこから彼は私と友達になってくれたんです」




結愛「でもある日、その人は家庭の事情で引っ越さなきゃならなくなって…彼とはそれっきり…」




蓮「……………」




結愛「私、彼にお礼が言いたいんです…私に笑顔をとり戻してくれてありがとうって…救ってくれてありがとうって…」




蓮はその話を聞いて恐る恐る、1つ質問をした




蓮「ねぇ…結愛ちゃん……その子の名前はなんていうの…?」




結愛「あっ、はい…健って書いてケンちゃんって呼んでました」




その名前を聞いた瞬間、蓮の表情が変わった




その顔は驚きを隠せないような顔をしていたのだ




結愛「……先輩?」




結愛が心配そうに蓮に近づくと蓮が突然、結愛の肩を掴み、目を見て言った




蓮「結愛ちゃん………実はケンちゃんっていうのは…」




蓮がその先を言おうとした時、係員がやってきてドアを開いた




係員「終了です、お疲れ様でしたっ」




蓮「……そろそろ行こうか?」




結愛「あっ…はい」




こうして2人は観覧車から降りて、集合場所へ向かう途中、蓮は結愛に言った




蓮「結愛ちゃん?さっきの話なんだけどさ…」




結愛「…はい?なんですか?」




蓮「…………実は俺もケンちゃんって人を知ってるんだ…」




結愛「えっ…………?」




蓮「でも…結愛ちゃんの言ってる子とは、もしかしたら違うかもしれない………だから……結愛ちゃんに今度、俺の家に来て確かめてほしいんだ」




結愛「…先輩の家に…ですか?」




蓮「うん…頼む」




結愛はしばらく悩んだ末、答えた




結愛「わかりました…そのかわり私も1つわがまま言っていいですか?…///」




蓮「なに?」




結愛「勉強を教えてください///…テストが近くて昨日勉強してたんですけど、やっぱり歴史がわからなくて…///」




そう言って赤くなる結愛




蓮「ふふっ、いいよ!…そうだ!結愛ちゃん?メアド交換しようよ?いろいろ連絡取りやすいしさ?」




結愛「あっ///………はいっ///」




そう言って2人はメアドを交換し急いで集合地点へ向かったのだった










そして2人は時間ぎりぎりに集合地点へ戻るとそこには酷い光景が待っていた




茜「失態…本当に失態だわ…あ~もう穴があったら入りたい…///」




そう言って顔を真っ赤にしている茜




迅「ぽい!ほへほり、おへのひんはいひろほ!(おい!それより、俺の心配しろよ!)」




対する迅は顔がボコボコになって誰なのか分からない事になっていたのだった




健二「迅っぷはははっ!大丈夫かよっ!あははっ!何言ってんのかわかんねってっ!」




渚「あはははっお腹痛いっ!!」




そして行く時と変わっていない健二と渚だが、よく見ると渚の目の周りが少し腫れていたのには、誰も気づかないのであった




蓮「こっちはこっちで…一体何があったんだ?」




こうして3組の遊園地デートは終了したのであった…えっ?純平は?だって?純平は…………ある家に居た









純平「……美羽さん?お茶入れましたよ?」


美羽「おっ!ありがと~!純平っ!それにしても今日はごめんね?買い物付き合わせちゃって」


純平「いえいえ大丈夫ですよ!気にしないでください」


美羽「ほんといい子だよね純平は!うちの弟に見習わせたいわ!…うん!」


そして美羽と呼ばれる女性は近くにある、仏壇を見ながら言った


美羽「ったく…ちんたら遊んでないで、早く帰って来いっての………あのバカ蓮」









そしてその夜、結愛の携帯にメールが来た




蓮≪今日は楽しかったよっ!また行けると嬉しい…また明日もメールするね?、おやすみ!結愛ちゃん≫




結愛「(せんぱい…おやすみなさい…///)」




ふたりの気持ちが少しずつ近づいていく、1歩…そしてまた1歩…




そして彼に近づくにつれ、結愛は悲しい過去と運命を知ることになるのであった

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