攻撃魔法専門学校
「家に泊めてくれるのはありがたいけど、親に許可をとらなくても大丈夫なの?」
「大丈夫、大丈夫」
陽菜の様子を見る限りもしかすると水草家全員が天然なのかもしれない。
「さっき柊が違う世界から来たことについて秘密って言っていたけど親にだけは言ってもいいかな?その方が話が進めやすいし」
陽菜はこんな風に言っているが普通の人は違う世界から来たなんて言って話が進むとは思わないが、この家族はどうやら普通ではないようだ。
陽菜の家族だから教えても大丈夫だろうし、これからお世話になるのだから秘密にしておくのは失礼だと思う。
「これからお世話になるし、話していいよ」
「とりあえずお店が終わるまでまだ時間があるからこの辺でも散策しよ!」
そう言ってお店を後にした。
10分ほど歩いていると凄く大きい建物が見えてきた。
「陽菜、あのでかい建物は何?」
「ここはね、学校だよ!攻撃魔法専門学校って言って、攻撃系の魔法を習うところだよ」
(ここではやはり、魔法を使えるようだ。もしかするとここの人たちはステータスプレートも見えているのかもしれない)
「陽菜たちはさ、ステータスプレートとかって見えるの?」
「ステータスプレートって何?」
不思議そうに聞いてきた。
「目の前に自分の能力の数値が見えること」
「柊の世界ではそういうのが見えたの」
柊の世界ではステータスプレート以前に魔法すら使えない。
「そういう訳ではないけど、見えたりするのかなって」
「別に見えないよ」
やはり、ステータスプレートを見えるのは柊だけのようだ。
「そういえば聞いてなかったけど、陽菜は何歳なの?」
「確かに言っていなかったね。私は15歳。柊は」
柊と陽菜は同い年だった。
「俺も15歳だよ」
陽菜はびっくりした様子だった。
「柊は高校はどうするの?」
(確かに学校なんて考えてなかった。)
「高校なんて考えてなかったよ。まあ高校は行かないかな」
「じゃあ、私と同じ高校に行こうよ!」
「陽菜はどこの高校に行くの?」
「ここだよ」
(ここって、もしかして陽菜は攻撃魔法専門学校に行くの!?)




