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呪われしモノ  作者: 成上秋人
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覆された能力

どうも落ち着かない感じを味わっていた俺は索敵能力を使って味方と敵の気配を感知した。道中やけに静かだった気がした。しばらくすると剣が交差するような音や砲撃の音がした。戦ってることで間違いなかった。今回も俺がいなくとも圧勝だろうと思っていた。


「さあ今日も人間どもを殺すのだ!行くぞ!!」ゾーゲンの号令とともに憎装隊は国軍に突っ込んでいく。誰もが勝利を確信していた。しかしーーーーーー

「何故だ...何故倒せない...!!」憎装隊の攻撃で国軍を押し切れない。しかも明らかに相手の方が優勢だった。苦戦してなんとか倒せたということもあるが、何人かは相手に斬られた。「何故だ!何故攻撃が通る!!」憎装隊はゾーゲンを含め原因が分からなかった。その時だった。


「いつまでもやられっぱなしじゃこの立場が危ういのでね。君たち1人を捕虜にしてじっくり研究させてもらった。そしてこの軍、いや、本日から怪異殲滅特殊部隊となったのだったな。新武器を開発しお前たちを殲滅出来るようにしたのだよ。さあこの戦いに幕を引こう。この戦いを持ってこちらの犠牲を終了し、お前たちに死をもたらそう!!!!!」

国軍、いや、怪異殲滅特殊部隊の総司令官、大台兼正の姿が現れたのは。


「く...だがこの部隊を倒せば我々の勝利だ!なんとしても倒すのだ!能力を解放してもいい!!」憎装隊はすでに半壊している。ゾーゲンも能力を解放し、呪術でまとめて相手を攻撃している。しかし、倒しきれない。幸い能力を解放して呪いに飲まれたモノはいなかったが、相手の武器の能力がかなり高い...!

「しまいだ、お前たち、下がれ。」怪異殲滅部隊は大台兼正の命令通り全員下がり、そして剣を天に掲げた。そして唱え始めた。ーーー憎装隊に死を告げる終末の呪文を。「我、剣に導かれし者なり。剣を用いて悪を征す者なり。剣神よ、我は力の根源、剣を司るもの。この声に応じるならば、理を解き我に裁きの力をもたらせ!!!」空に現れるは無数の剣。1つ1つ今回の研究によって生み出された者。最大の防御を持ってしても防ぐことは出来ない。ゾーゲンは最期に見た。

かつては仲間だったものが刃に移っていることを。

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