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呪われしモノ  作者: 成上秋人
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呪縛

忘れていた。憎装は自分の意志とは関係なく攻撃する。憎装も俺も人間への憎悪で出来ている。なら目的は一つしかない。あと一つ忘れていたことがある。

ーーーこの武器を持ったものに救いなど訪れることはなく2度と人間に戻ることはないということを。ーーーーーーーーー


「か.....は...」「未来!!...おいしっかりしろ!!未来!!」「...君の心が...これで救われる...なら...私は...この命を...君の好きにしていいよ...結局...私は...君を...救う方法が...わからなかった.........」「未来!!未来!未来...」

「うわあああああああああああああ!!!!!!」


憎装を手にしたからには人間の心も記憶も無くなると思っていた。そうじゃないことをなぜ早く気づかなかったのか。人間ではない何かになるだけで心がなければ人を憎いなんて思わない。記憶がなければ誰に復讐するかなんてならない。

結局俺は...俺には人と関わることなんかできなかった、いやそういう運命だったんだ。人と関わると自分だけでなく他人も不幸になってしまう。結局自分を信じてくれたたった1人の人すらこんな結末にしてしまった。俺は...おれは...俺...


何もかもを叫びながら刀を振り回し破壊した。何人犠牲にしたか分からない。この思いをぶつける方法が分からなかった。

気づいたら憎装隊の本拠地の近くまで戻っていた。仲間がいる気配がしなかったから戦いにでも行ってるのだと思ったが、謎の胸騒ぎが止まらなかった。

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