接続章III 邪精霊
「がっ...!!は...」意識を保つことは無理だった。そのまま倒れた。「さあ、対峙するがいい。己が生み出した悪魔の姿と。」
「気がついたか。」「ここは...お前は...」
「ここは憎装を持つもののみ訪れることができる空間、まあ夢に近いものだ。私は君の人間への憎しみが生み出した、君が持つ剣の力を司るモノだ。」「...精霊なのか?」「精霊は精霊だが厳密に言うと憎悪が割合の8割を占めている。邪精霊なんていう奴もいるがな。」「...なるほど...そういえば剣の力を司るって言ってたよな。」「左様。憎装は基本的に憎しみの力で機能する。憎しみさえあれば十分戦える。しかし、真の力を解放することもできる。その場合は力の根源たる私がリミッターを解除する。しかし、それにはリスクを伴う。力を解放するということは武器に更に憎しみを込めるということ。一種の呪いがけのようなものだ。力を解放しても、自分の意識が飲み込まれてしまえば憎装隊からも殲滅対象になる。無論そうなってしまいそうな奴に力は貸せん。だから我々は試す。力を使うよう誘惑する。そこで自分を見失うことがなければ使いこなせるだろう。もう一度問う。これを聞いてもお前は人間を殲滅する戦いに身を投じるか?ここから先は救いなどないぞ。我々が殲滅するかされるかのどちらかしかない。」
「もう決めている。俺を陥れた人間どもを殺す。そのための犠牲は厭わない。」
「そうか。君の決意は固いのだな。いいだろう。協力しようじゃないか。くれぐれも力に飲み込まれるのでないぞ。 そうだ言ってなかったな。我の名は
アルサタス。楽しませてもらうぞ。」




