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精霊の森の白銀の姫  作者: ノラール
界渡り
7/7

精霊魔法の訓練法を考える

 健太は考える。

どうすれば精霊と打ち解けつつ

訓練をできるのか。


とりあえず喋りかけてみることにした。

言葉の話せない赤ちゃん精霊たちなら

近くにフワフワ浮かんでいる。


『君たち僕の言葉わかるかい?』


…


フワフワ浮かんでるだけで無反応


『僕の言ってる事がわかる子

この手にとーまれ』


左手を上げてみた

するとどうだ一体の赤ちゃん精霊が

フワフワ左手に乗ってきた。


(一応念話で言葉自体は通じてるのか)


『よし君にはオヤツをあげよう

僕の霊子をお食べ』


するとピカッとと光ったではないか


(おぉ、これは面白いな

赤ちゃんと遊ぶのって

こんな感じなんだろうか)


誰かと遊んだ記憶もない健太は

楽しくなってきた。


『じゃあ次ね。オヤツ食べたい奴は

こっちにとーまれ』


右手を差し出すと二体の精霊が右手に移動


『君たちは賢いな。さぁ、お食べ。』


二体の精霊はピッカピッカと光出した。


(見本を見せたら真似するのかな?)

(最初は無料でオヤツあげてみる?

オヤツ欲しさに動き出すかもだし)


『よし、みんなで遊ぶ前に腹ごしらえしよう!

みんなで一口ずつお食べ。』


と言った瞬間どこからともなく大量の

赤ちゃん精霊たちが群がってきた。

眼の前で記者会見のような

フラッシュ連打を食らい

健太はダメージを食らった。


健太は眩しいのが苦手なのだ。

視界の残像が消えるまで

休憩することにした。


そしたらクララがやってきた。

『なんかタダ飯食わせてくれる

奴がいるってきいたんだけど』


じーっと健太を見つめるクララ

『いーじゃん。ちょっち味見させろー』


『まぁちょっとならいいですよ?

どれくらい食べられたらヤバいのかとか

わからないですから怖いんですよ。』


『なるほどね。その辺は心配ご無用だよ。

君の霊子は結構多いし、ここにいる

子どもたちなら一週間は食い放題OK。

それに精霊は君の霊子の量見えるから

ちゃんと遠慮もできるからね。』


『なら少しは安全ですね。

先輩も味見していいですよ。』


『どれどれ…いただきます!…っ!?

 うまーっ!!

うちシルヴェリアちゃんのしか

食べたことないけどあの子のは

バーニラの実みたいな感じなんけど、

グレレープの実の味やわー

ワインに溶かして飲んだらヤバそう』


『それはよかったです。

ところで先輩。

水弾飛ばす練習したいんですけど

付き合ってくれません?

お腹空いたら勝手に食べていいんで』


『ホンマか?やるやる

うちが水魔法のプロにしたるわ!』


『水弾の着弾イメージを先輩に送る感じで

いいですか?』


『そやな。まぁやってみ。

うちは少年から来たイメージで

水弾放ったるわ』


『了解です』


あえて構えずにイメージだけを

送ってみる


(眼の前の気に向かってストレート!)


バシャン!!


150kmくらいの速度の水弾が命中した。


『ほえー!やるやん少年!

バッチリ伝わったで』


あえて喋ってる途中で

次のイメージを送信!


(さっきの速度でカーブ!)


バシャン!!


見事に命中 


『先輩やりますね。

喋ってる途中で送信したのに』


『少年みくびったらあかんよ?

何百年、うちが大精霊やっとると思っとるん?

アハハ』


『見事なお手前

おみそれしました。』


『アハハ

苦しゅうないぞ少年!』


『先輩、質問なんですが

例えば地面に底なし沼を作るとしたら

土の精霊に穴掘ってもらって

水の精霊に水入れてもらって

土の精霊に水と土混ぜてもらう

ってイメージを送るんですか?』


『流石に同時に二体の精霊に

イメージは送れんからな。


底なし沼の完成形のイメージだけ

送られるのも困るな!

どうやって作る?って混乱するからな!

作る工程のイメージを

送ってくれたらええよ』


『じゃあ試しに土の精霊に送るイメージを

一度先輩に送ったあと

水魔法のイメージ送りますね

できそうか確認してみてください』


螺旋形掘削ドリルで穴を掘ってる

途中に水を流し込み

掘削しながら水と土を混ぜる

動画を送信


鮮明にイメージするのは難しい


『少年!やるじゃないか!

動く映像を送信するのは

難しいらしいからな

まだ荒い部分はあったけど

十分伝わってきたで!』


『今はこうやって座りながら

のんびり送信できるから

いいですけど、戦闘中は難しいですね』


『戦闘中に即席でやるのは

無理やろなー。そやけど

今みたいな時に

土の精霊と一緒に何度か作って覚えてな

それを精霊語の一言で発動出来るように

反復練習するとええで!』


『おぉそうやってオリジナルの魔法作れたら

面白いですね!』


『フフフン♪そうやろそうやろ

精霊魔法は術者とうちら精霊と

相談しながら魔法作るのが楽しいんや!


属性魔法師は一人で

ウンウン唸りながら魔法作るからな

陰気やでーアハハ』


『先輩と話せてよかったです

ありがとうごさいます。』


『ええよええよ

可愛い後輩の力になってやりたいしな!』


『先輩!かっこいいっす!』


『アハハ苦しゅうない苦しゅうない!

んじゃ、またあとで!』


『はい、ありがとうごさいました。』


健太は有意義な時間を過ごせたと

満足するのであった。


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