第14話:魔王と陽明学園の夜
夜の2時の陽明学園・・・その時間には基本は誰も居ません・・・しかし・・・1人の少女がそこに現れたのです。そしてその少女は陽明学園の学園長・・・学園長は嘆く、世界に、神に、己の運命に、
月が出て良い夜になりました。陽明学園の上には怪しい影・・・
白銀に光る何かがあありました。
「良い月が出ていますね・・・アンリエッタ・・・
私の絶望を知らずに・・・夜は月が夜を照らし、朝昼は嫌というほど太陽が全てを照らす・・・
私の気持ちも知らないで・・・」
そこには少女が、執事を連れてお茶をしています。
「ジャンヌ様・・・
あなた様の絶望はどうしたら治るのでしょうか・・・」
アンリエッタという執事が淡々と言葉を返す、ただ否定文から疑問文になっただけの話、
「私の絶望・・・?世界から悪が消えないということかしらね・・・
まぁ・・・悪が無くなったらこの世の中は崩壊するわ・・・」
「確かにそうでございますが・・・」
執事がおどおどした態度で返す肯定しただ受け流す、しかしそこに来た1人の医者は違った。
「悪は消えねぇよ?あんたが悪だしな?」
一瞬で来た。気配を察知されず。執事はいくら普通の人間といえ確実に鍛錬をしている、それなのに気付けぬ速度で・・・医者は来た。
「あら・・・こんな月夜に・・・変なお客さんね・・・」
「そこから一歩でも動いてみろ・・・私がお前を切り捨てる!」
「あ~はいはい、うごかねぇよ男装執事、おい年増。
んなアホな事言わず働いたらどうだ・・・?」
「今日はもう働いたわ・・・今日はもう仕事も終わりよ?」
「少しは心配したらどうだ?自分のお気に入りの魔王科をよ・・・」
「心配?なぜ心配しなければならないのかしら?」
「そろそろ歴史が覆る何かが起きるかもしれないぞ?私の言うことは正しいと思うが?」
「男の魔王の事ね・・・知ってるわ、私に知らない事があると思って?
確かあなたの息子よね?大変ねあなたもあなたの子供も、
男の魔王がまだこの世にいないのは知ってるでしょ?」
「あぁ・・・30年前の大戦でしかいないとは聞いた・・・」
魔王・・・それは全てを破壊しめし滅ぼす者、
その者の前には全てが無力ただ、ただただ、無力、残虐以上のもの妻には世界の美女を与え、
なにもかもを与えたそして・・・30年前の魔王が開いた大戦、
無敵であった魔王は堕ちた・・・何か説明のつかぬ力で、
「辞典にはそれぐらいしか書いてないわ・・・
私にはただの野蛮人にしか思えないわね・・・」
「あいつが魔王だとしたらどうする?」
「多分殺すわ、覚醒してしまう前に確実に・・・殺す・・・」
「そうか・・・お前の選択か?それとも神のお告げとかほざくのか?」
「えぇ・・・そうよお告げ・・・」
「神なんてホントに居るのか?
あたしは信じねぇな、あいつらいざという時見て見ぬふりをして人を見殺しにさたり人を蹴落とす。
まるで児戯とはおもわねぇか?児戯をする神もその児戯の神を信じるお前も」
「貴様ぁ!ジャンヌ様を愚弄する気かぁぁぁ!」
雅さんに腰につけた太刀で斬りかかる執事アンリエッタしかしその太刀は雅さんの鉄拳に砕かれた。
「・・・・・・・!?」
「胸ちっせぇな~お前・・・
もう少し成長しろ顔も女だしな~・・・」
男装執事の胸を揉みしだく雅さんアンリエッタ執事も動揺を隠しきれません、
「わっ・・・私が・・・触られた・・・?
嘘だろ・・・?」
立て膝で立ちつくしたまま震えだす男装執事、それはそうです・・・
自慢の太刀筋を見切られ剣を折られたのですから、それを尻目に医者は言う
「お前は若ぇわ・・・
30年前の大戦を経験してねぇクソガキが私に勝てるとおもってんじゃねぇぞ・・?」
「アンリエッタ・・・やめなさい・・・貴方の負けよ・・・
そのまま闘えば・・・コンマ1秒かからず彼女に殺されているわ・・・
それにしても貴方こそ児戯が好きね・・・人の事言えないじゃない・・・
貴方なら彼女を触れずに殺せるでしょう・・・?」
「あぁ・・・わたしも児戯は楽しむべきだと思うどんな児戯であってもな・・・」
「あら・・・♪奇遇ね、私もそういう意見は好きよ・・・♪」
「んじゃ私は用事あるからこの辺で~・・・」
「ごきげんよう・・・♪」
「あの人は面白いわ・・・私に啖呵をきるなんて・・・」
「申し訳ございません・・・ジャンヌ様・・・私は何も役にたてず・・・」
「いいのよ・・・でもキレるのはよくないわね・・・お仕置きが必要かしら・・・?」
「いえっ!大丈夫です!私は訓練の時間ですので!はい!」
「あら・・・いつの間に1人になってしまったわね・・・まぁいいわ・・・」
あおう言って彼女は夜空を見つめる・・・丸い満月・・・照らす月光・・・彼女は思う・・・
世界は児戯で満ちている・・・
人は神の児戯で出来ている・・・
何もかも児戯・・・
全て児戯・・・
神さえも・・・なにもかも・・・
ジャンヌ・アヌメッサにとっては児戯に等しく無に同じ
それが彼女の生き方・・・
世界で一番神に近いと言われた・・・少女
その頃・・・主人公の鋳鶴君はそんな事があるとはいざ知らず
「あぁ~!もう!皿洗い終わらないー!」
皿洗いをしていました♪
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