第12話:魔王と体育大会会長陣会議
やっと居残りが終わり家に帰れる我らが主人公、望月鋳鶴君、しかしその時陽明学園某所では体育大会の会議が行われ、そして・・・望月家についにあの人が!?
「はぁ~・・・やっと終わった・・・先生に心配かけるんじゃなかった・・・ふぅ~・・・」
やっと帰れるムードが出ている鋳鶴君、よほど疲れたんでしょう、普通の男の子なら、まぁねぇ?
そして家に向かう準備をして学校をあとにしました。
ーーーーーー陽明学園某所ーーーーーー
「で?会議とは何をするでありますか?
我が輩には機械の整備と新兵器の開発があるのでありますが?」
眼鏡ロリの機械科会長、金城<かねしろ>さんがそう言い放つ
すると、文句を言う人がもう1人。
「私も・・・研究があるのですけど・・・
早急に終わってくださると・・・嬉しいです」
白衣お嬢様の科学科会長の朝倉さんもめんどくさいと言わんばかりの態度です。
「まぁ、体育大会の話だ。とにかく早めに終わるつもりだ」
魔王科代表の鋳鶴君のお姉さんの結<むすび>さんが周りをなだめます。するとあの駄眼鏡が・・・
「虹野瀬<にじのせ>ちんは彼氏とか居るの~?」
「あなたに答える義務が私にある?
あなたみたいな間抜け野良に教える義務なんてこの世に存在しないわ、
私にもやらなきゃいけない事が沢山あるのよ。山の様にね」
駄眼鏡を罵倒しつつ自分も帰りたい事を示す魔法科会長の虹野瀬さん、何様でしょうか?
こんな駄目・・・じゃなかった!こんな素敵な会長達の上に立つ学園長はさぞ素晴らしいんでしょう!
多分いえ!きっとです!はい!
「とにかく・・・今年の体育大会は、各科対抗戦争にしよう」
「戦争・・・?」
各科の代表が魔王科代表に尋ねる。
「あぁ、死なないがダメージや痛みは感じる、リアルでいいだろう、それにルールも今作った」
ーーーーー各科対抗戦争ルールーーーーー
・魔王科は4人、機械科は6人、普通科は9人、魔法科・銃器科・科学科は5人までが参加人数とする。
・トーナメント戦となり二科ずつ闘い勝った方が二回戦に進み、二回戦が終わると決勝戦となる。ちなみに一回戦が終わった時点で人数の少ない科が優先的に決勝シードとなる
・敗北条件は全滅または敵大将を撃破されるかのみである
・大将は各科の会長がやる事
・核兵器、衛星兵器、禁忌魔法、超弩級帆船または戦艦の使用、
毒物、殺傷能力のある薬などの使用を禁止する。
・対抗戦争は各科の教室、食堂など全ての場所で放映される
・戦闘場所は旧校舎のみ、旧校舎がなんらかの不祥事で破壊された場合大規模下層グラウンドを使うこ
と
「以上だ。異論はないな?よし!では解散!」
各自散り散りになる会長達各科はこの学校競技を本当に楽しみにしています。
普通科の方々以外はですが・・・
ーーーー望月鋳鶴ーーーー
「もうすぐ家だ・・・なんか嫌な予感がするな・・・」
そんな事を呟く鋳鶴君、
手帳の電話機能何気なく起動させましたすると・・・
「お兄ちゃん今どこ~?」
「今?もうすぐ家だよ?」
電話がかかってきました
かけてきたのは望月家7女のゆりさんでした。
「お母さんが帰ってきたよ~♪早く帰ってこいだって~」
「そっ!そうか!わかった!もうすぐ帰るって!つっ!伝えといて!」
「は~い」
そうして電源を切る鋳鶴君、冷や汗が止まりません、まるでこの世のは終わるのか!っていう顔してます。
「嘘だろ・・・・?あの人が・・・?」
ブルブル震える鋳鶴君、なんか大変な事が起きそうな予感です。
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