第2章2-3里へ
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〈長老様の家で〉
〈コン!コン!コン!〉
「長老、失礼します!」
〈ガチャ〉
「おぉー!?ベル!心配したぞ!なかなか里へ帰って来ないから、皆心配したぞ!あと1日帰って来るのが遅かったら、里の者を行かせる所じゃった!良く怪我等無く?無事に帰って来てくれたのー。そこのソファーに座ってくれ!」
「長老!少しベルに聞きたい事があるので、よろしいでしょうか?」
「良いぞ!何じゃ?」
「ベルよ!あの者は何者だ!里の者が怖れている!ベルもわかって要ると思うが、里の掟で他の種族を里へ入れる事は出来ん!我々妖精族は、他の種族より力が弱い!魔法も自分を守る程度にしか使えん!それなのに、お前は里の者を怖がらせて、どうするつもりだったのだ!当分は、家と里の外には出さん!そのつもりでおれ、ベルよ!」
「まーまー!族長よ!ベルは無事に帰って来たのじゃ!お主の言いたい事はわからんでもない!それに何か?ベルが言いたい事がある顔をして要る様じゃがな?」
「本当かベル!嘘など言わず、正直に言え!」
「はい。長老様、族長様、ケイジさんを牢屋から出して下さい!お願いします!」
「ならん!そやつが何者であろうと、牢屋から出せん!」
「そんな!?ケイジさんを牢屋から出して下さい!ケイジさんは私を魔物から救ってくれ、ここまで親切に送ってくれたのですよ!」
「何?本当か?それは!?」
「族長よ!ベルの目を見るんじゃ!どう見てもベルが嘘を言っている様には、見えんのじゃよ!」
「ベルよ!本当か?もし、ベルの話が本当なら?我々は、とんだ勘違いをした事になる!?」
「はい!長老様、族長様、本当です!だからケイジさんを早く牢屋から出して下さい!」
「族長よ!お前の負けじゃ!お前は少し慌てし過ぎた!ベルの話を先に聞いて居たら、この様な状況にならんかったじゃろうに!まずは、その者に会いこちらの無礼を謝るのじゃ!ほれ族長!早くせい!」
「はっ!長老!それでは、失礼します!」
〈ガチャン〉
「ベルよ!すまなかったな!あやつに悪気は無い!ただただ、里の為にと思いした事じゃ!悪く思うなよ!」
「はい!長老様!わかっています!それでも、やり過ぎだと思います!」
「まーまー!落ち着け!でないと出来る話が出来んじゃろうに!」
「すみません。」