拠点入手です!2
川に行くと大工のようなカッコの男の人が、手を振ってきました
「おい、そこのけダルそうなお兄さんのご一考、これの持ち主かな?」
「ああ、そうだ、ほれ証明書だ」
ランドルさんが証明書を渡すと、大工のような人は去っていった、船は屋形船
を連想させるものです、一部の人はこういう感じで住まいを持っているようで
ポピュラーではないものの、いくつか住んでるという雰囲気の船が
浮かんでいる
「しっかし、土地が川だといっても良くこんな安かったな、ランドル」
「受付ちゃんの話だと、これでも高くなってきてるらしいぞ、数年後には
化物金額になってるかもな」
「そ、、それだとすごい資産になりますよね」
中に入ると案外シンプルな形で、お手洗いや風呂はなく、大広間のようなところ
の真ん中にテーブルが有り、入口付近に3つ収納箱があるだけでした
奥には更衣室があるようですが、寝室はないので大広間で寝るのでしょう、
お手洗いも無いですが、まあギルドで十分といえばそうなんですよね
「し、、、シンプルですねランドルさん」
「寝れて、物置けてれば他に機能性いらないしな、布団は後で持ってくるから」
ふわりと白い髪を揺らしてリュカさんがその場に座り込んだ
「いや、いいね綺麗で、あの宿より全然いい」
「たしかにな~、あ!2人とも鍵、ほれ」
僕とリュカさんに鍵を投げてきた鍵はここの鍵と自分の収納箱の鍵です
「しかし、まさかヘイツで住居を持って、しかも金に余裕があり、さらに
仲間ができるようになるとは思わなかったな~」
リュカさんは微笑みながらそういった
「はは、違いないな」
ランドルさんは笑いながら答える、、、
「そういえばお二方ってどのような関係何ですか?」
「リュカとは腐れ縁さ」
「ランドル、もっとまともに答えろよ!、私たちは、北部で職にあぶれて来た
流れ者さ、北部で自警団をやっていたが、魔物はほぼ居ないし平和だからな
食糧難とかになった瞬間クビになったのよ、それで幼なじみだったうちら
二人は仕事探しに来たってわけ、ここだと職にあぶれないからな」
「た、、、大変だったんですね」
「お前の前のパーティーのほうが大変そうだったがな」
「あの方たちは臨時パーティーで、、、その、個人は強いんですが団結性が」
「コウレイさんがいる時点でね~」
言い返せないですね、、、
そんな感じで僕たちは拠点を手に入れました、僕達の冒険者生活に幸あれと
願いながら、今日は床につくことにします
読んでいただきありがとうございます
短めです、楽しんでいただけると嬉しいです