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僕の変で可愛い河合さん  作者: 緑葉遊
2/5

2Day


「・・・おはよう」


玄関を開けると河合さんが立っていった。もちろんここは僕の家の玄関。


「河合さん、なんで僕の家知ってるの?」


「・・・彼氏の家だから?」


首をかしげながら河合さんは答えになってない返事をした。


「答えになってないよ河合さん」


「・・・?一緒に学校いこ」


「はぁ、一緒に行こうか」


「うん」


結局河合さんが何で僕の家を知ってるか深く追求せずに一緒に登校した。

 ■

クラスに河合さんと一緒に入ると一斉にクラスメイトの視線が僕たちに集まった。


「・・・っ」


「・・・」


河合さんと一緒に行動するだけで視線が集まる。僕はこの視線になれていなかったけど河合さんはそんなのお構いなしにと自分の席に座りいつもどおりボーっとし始めた。

僕も視線を集めながら少し遅れて席に着く。

まぁ、そのうちみんな慣れると思うからそれまでの辛抱だ。

 ■

昼休みになり他の人が昼食に準備をするなか、河合さんと僕は一緒に河合さんの持ってきた弁当を食べていた。


「これって、全部河合さんの手作り?」


昨日は驚いて気にならなかったけど弁当の中身はかなりクオリティが高く栄養バランスが考えられいるのか三色の彩りも良かった。これが手作りならかなり凄いと思う。


「・・・ううん、お母さんに手伝ってもらってる」


「凄いね、手伝ってもらっても僕だったらこんなに美味しい料理は作れないよ」


「・・・ありがと」


少し照れながらご飯を食べてる河合さんとても可愛かった。

 ■

放課後の掃除も終わり僕が部活に行こうと部室に向かうと後ろから河合さんがついてきた。僕が振り返り止ると━


「・・・行かないの?」


行く気満々だ。


「本当に部活するの?」


「・・・うん、もう入部届けを出してきた」


それは、部長が喜びそうな情報だな、うちの部人数少ないからなぁ。


「あー、それじゃぁ一緒にがんばろう」


「・・・うん」


それから僕たちは並んで部室に向かった。

河合さんが入部したと部長に言うと案の定どころか僕の想像以上に大喜びしていた、叫び始めたあたりから皆が少し引き気味だった。

もしかしてうちの学校って変人が多いかもしれない。

 ■

 学校の帰り道。


「・・・今週の日曜日予定、ある?」


部活も終わり河合さんと帰っていると少し部活で疲れた声で河合さんが話してきた。


「え、日曜日?何も無いよ、どうして?」


「・・・その日デートしよ」


「デ、デート!!」


「・・・嫌だった?」


過剰に驚いた僕に少し不安になったのかこちらを伺うように聞いてきた。


「全然、むしろ嬉しい」


「・・・良かった」


安堵した様子の河合さんはとても可愛かった。

というか、どんな河合さんも可愛く見えてくるようになってきた。


「じゃぁ、待ち合わせはどこにする?」


それから河合さんの家に着くまでデートの話をしていた。


「日曜日、10時に中央公園の噴水の前に集合で」


「・・・うん」


河合さんを家に送り、一人で家に帰っている最中も僕の心はずっとうきうきしていた。

あぁ、早く日曜日にならないかなー

良かったら評価して下さい次書くのにやる気が出ます。

間違いがあったため訂正しました。

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