第2話 新学期
新学期が始まった。
光輝達は2年生になった。
しかし特別変わったこともなく、放課後部室でいつも通り
それぞれの飲みものを飲んでいた。
風華が「みんなで進級祝いをしない?」と言ってきた。
光輝と美都里と友美は賛成をした。
「でも何をやるんだ?」と光輝
「飲んで食べる!」と風華
「それいつも通りですよね…」と美都里がツッコむ
「じゃあ明日1人1品、食べ物作ってこない?」と友美が提案した
「「賛成」」と風華と美都里
「僕は料理は…」
「そうね。光輝はいいや」と友美
風華と美都里を見ると頷いている
「じゃあお菓子買ってきます…」
と、みんなから期待されてなくて落ち込む光輝
「光輝はともかく、風華。あんた料理出来るの?」と友美が聞く
「え~と、その~、大丈夫。たぶん」
「まあ、私と美都里が作ってくればいいか」
「え~、戦力外ひどくない」
「じゃあ期待していいのね」
「まっかせなさ~い」と何故か自信満々な風華
そして準備等もあるだろうから今日は早めにお開きとなった。
翌日、授業も早く終わり昼前に部室に集まった4人。
それぞれ持って来た料理を出した。
まずは美都里。
おにぎりを作ってきた。
「ただのおにぎりじゃないですよ。お茶おにぎりです」
と言って2種類のおにぎりを出してきた。
1つは白米に小エビとしらすとお茶の葉で握ったもの。
もう1つは炊くときに水と一緒にお茶・醤油・塩・昆布で
炊いたものだそうだ。
2つとも美味しそうだ。
美都里がこちらを見て、どうですかといわんばかりだ。
次は友美が作ってきたものを出した。
カモミールのパウンドケーキだ。
見た目の素朴さとカモミールの匂いが、
それぞれの飲みものにとても合いそうだ。
友美だからもっとおしゃれなのを作ってくると思ったのだが。
「これは飾り気のない素直な気持ち。みんなの口に合うといいな」
もっと光輝にアピールするかと思ってたのに一同拍子抜け。
光輝にではなく、みんなに気を使ってくれたんだと思った。
これに対し美都里は悔しいと思った。
自分のは日本茶向けの食べ物だから、友美の気配りに脱帽した。
最後は風華。
「じゃ~ん、紅茶豚で~す」
「風華ほんとにこれ作ったのか?」と光輝が聞く
「あ・当たり前じゃないですか」
「あやしい」と友美が言った
「いや・その…ちょっとだけ手伝ってもらった」
「誰に?」と光輝
「その…美都里に…」
「はぁ、だからバレるって言ったんです。
それにほとんど作ったの私じゃないですか」とため息交じりの美都里
「漬け込む紅茶は作りました。ティーバッグで」
「そんなことだろうと思った」と友美
「とにかく食べましょう。米におかずにスイーツと
なんてバランスがいいんでしょう」と風華が言う
まあそれはそうだなとみんな思い、光輝が買ってきたお菓子も一緒に
4人で楽しく進級祝いをしたのであった。
そして後片付けは風華1人でやることになった。




