↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/2

スキルなんてあればあるほど良いとされていて

山も落ちもありゃぁせん(泣)

こんにちは、転生?を果たした少女ことマナです。

とりあえずこの場所周辺の把握とレベル上げのために家を飛び出そうとした所、玄関に鏡が置いてあるのを発見した。


鏡に映るその姿はまさしく子供ーー思ったよりも幼いわね?

腰まである金髪と碧眼にモチモチした肌、手や足は短く背丈もやはり小さい。

神様(仮)のロリコン疑惑が私の中で浮上した。

可愛い、確かに可愛いのだけれど……これ、戦えるよね??

明らかにリーチの差とかそもそものステータスが段違いとかのハンデが出てきそうなんですけど!?


いや、神様(仮)を信じよう。

この世界はゲーム。つまりステータスとプレイヤースキルこそが全ての可能性は全然ある。


「よし、頑張るぞ!」


私は改めて気合を入れ、ガチャリとドアを開け外に飛び出した。


ーーそれから体感1時間ほど私はこの街を探索した。

大きくも小さくもなく、まさに『始まりの街』って感じだった。

街を正方形として見た時、私の家は東側にあり、中央にプレイヤーが良く立ち寄るであろう、ハンター組合なる場所と道具屋などの店、西側は良く見てはないけどカンカン音が鳴ってたからもしかしたら鍛冶屋とかがあるのかも知れない。


まぁ、とりあえず街はこんな感じだった。

街から出られる場所は北門と南門の2箇所、家から近いのは南の方なため私はそこから出ようとしたのだが……門番に止められてしまう。


「ほーら、こっちは子供の来る場所じゃないよ、親御さんはどうしたんだい? 迷子かい?」

「私、お外に出たいの! お願い門番さん!」


私は外の方へビシッと指差しお願いお願いと子供っぽく目をキラキラさせてねだってみた。

恥? そんな物はロールプレイには不要なのさ!


しかし、なかなか通してくれない門番。まぁ普通子供が1人で出ようとしてたら止めるよね。それに私、かなり小さいし。


「あっちにはこわーい狼やゴブリンなんかが居るんだぞ〜、ほら、良い子はお家に帰りなさい」

「……はーい」


うーん、これはダメそう。

こうなったらあれをするしかない。


ーーそう騙し討ちだ。


じゃあねと門番に言って手を振り……私は1度引き返すーーフリをした。

少し歩き門番が私から視線を外した瞬間、私はその足元をするりと抜ける。


「隙あり!」

「なっ!? ま、待て!待ちなさい!」


ふはははは、待てと言われて立ち止まる私ではない! 私には使命(笑)があるのさ!


ーー

短いコンパスを必死に動かしてしばらく走ると、門番も仕事を離れる事は出来ないようで追いかけては来なかった。

それとも私のスピードが速かったのかしら?

マナ、WIN〜!

格ゲーよろしく勝利ポーズを決めた所で前方を見渡す。

辺りには一応整えましたよと言った感じの土が固められた道があり、その奥には森が広がっているのが見えた。

よし、あそこへ行こう。


レベル上げも大事だけどまずはスキルを試してみたい所。良い感じのモンスターでも出てくれないかな?

やっぱり最初に出会うならスライムが良いな、RPGの最初に出会う王道的なキャラの一体だよね。


森へ入ると、木はそこそこ生えているが、光が差し込むおかげで見通しは悪く無いようだった。

まぁ序盤で行けるような森だしそんなものだよね。


「おっ、いい場所発見〜っと」


入口付近で少し開けていて、さらに座れそうな石を見つけたので、本格的に森へ入る前に、スキルの効果を確認する事にした。


ーーーー

『蹴り上げ』


STRが相手のSTRとVITの中央値の合計よりも高かった場合、相手を蹴り上げ、宙に飛ばすことが出来る

ーーーー

ーーーー

『正拳突き』


拳を握りしめ渾身の一撃を叩き込む。

ーーーー

ーーーー

『投擲』


物や生き物を投げる事に補正が入る。

補正はSTRが高いほど高くなる。

ーーーー


うーん、蹴り上げ以外はシンプルだね。

このゲームの仕様がどうかは分からないけど書き方的に投擲はパッシブ、つまり常時発動系だと思う。

アクティブスキルは発動宣言をしたら使えるタイプかな?試してみようっと。

手始めに目の前にあった木を殴りつけてみる。


「正拳突き! ハッ!」


「って、痛ぁぁぁぃ……」


ドコッ! と音が鳴り木に殴った後がしっかりと残るものの私のダメージの方が大きい。

私はじんじんする拳を抑え、痛い痛いと蹲る。

なんで私そこまで考えなかったし……数秒前の私を恨みたい。

しかし、実際に威力はあるのが確認出来たのは良かった。これで何もありませんでしたじゃ痛い思いをしただけだからね!


次は何もなしで普通に殴ってみる、今度はそこらに落ちてた、少し硬そうな枝を地面にグリグリ刺して立たせる。


「テイヤ!」


バキッ!


見事、私の渾身の一撃を受けた枝はクルクルと吹き飛んでいく。

うーん、分からない!

そもそものSTRが高いからなぁ……

どこかに試す相手が居ればなあーーって居た!


私の視界の奥に映る青くプニプニとしたバスケットボールほどの物体が1つ。コロコロ転がり進む様はまさにRPG殿堂入りキャラーースライムだ!

やはりスライムは最初の相手に相応しい。ふふふ、私の糧になってもらおうかスライムさんよ!


私は近くまでザッと駆け寄り、そして後ろから『蹴り上げ』た。


「おっも!?」


まるで大量に水を入れた容れ物のような感覚に驚く私。

しかしそれでも私の頭1つ分ぐらい上まではどうにか蹴り飛ばした。

ボールのようにポーンと宙に飛ばされたスライムは無防備のまま。それじゃあトドメといきましょうか。


「はぁぁっ!」


落ちてくるスライムに合わせ『正拳突き』!


パァン!と言う音と共にスライムは弾けて……そこには青い石のようなーー多分魔石って呼ばれるんだろうなって感じのものが落ちていた。


「よーし! 初めてにしては良い感じじゃない? さながら格ゲーのような見事なコンボ!」


コンボ……? そんな一言で私は良いことを閃き、思わず手をパンッと合わせた。

そうだ! 本当に格ゲーみたいにコンボルートを作っておくのはどうだろうか。

あらかじめこう動くと固定化しておけば動くのが楽になるし、それにNPCだと思わせるならある程度決まった動きを少しはした方がそれっぽくなるよね?


「よしっ決めた! じゃあとりあえず、今、使える技を理解しないとね!」


そうと決まれば話は早い。

今日は森の奥に行かずに訓練と洒落込む事にしよう。

とりあえず今の蹴り上げから正拳突きの練習かな、飽きたら投擲もちょっとやってーー




気づくと辺りは既に薄暗くなっていた。

練習成果として色々と分かった事がある。


まず、スキルは使うぞって意識が必要な事とスキルは使うと少し動きが補助される事。


おそらくどこかで対人戦をするだろうしその時にいちいちスキルの名前言ってたらどう考えても対策されやすいからね、言わなくて済むのはありがたい。

それに、動きの補助、これも嬉しいね。私は結局戦闘に関してはゲーム以外じゃ素人だからね。プレイヤーにも付いてるだろうし良いんじゃないかな。


次に、スキルはある程度動きが同じなら少し改変した行動でも良いことと、クールダウンがある事。

例えば『蹴り上げ』なら上段蹴りのような蹴り方からサッカーみたいな蹴り方まで大体効果範囲で、クールダウンは30秒ぐらいだった。

だから工夫次第では色々出来そうだし逆に下手に使うと全部クールダウン中で何も出来ない!なんて事になるかも知れないって事だね、気をつけないと。



よし! スキルの事も大体分かったし今日はもう帰ろうかな。


プレイヤーがこの世界に来るまで残り2日。

それまでにもう少しまともに強くならないとね。


それからーー私は、格ゲー幼女なんて言われるようになったり、ならなかったりしたけれど。それは、別の機会にでもまた……

終わり方がどうしても打ち切りのそれにしかなりませんでした……実際続きを書いてから、この話で止めたわけなんですけどもね。


是非、感想や評価などを頂けると今後の励みになりますのでどうぞ、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。