表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

93/123

巣の攻略

 メイルの案で騎士団全軍で巣に突入して魔物を掃滅する策を取る事にした俺達は魔物の追撃に向かった兵や騎士の帰りを待ち、ようやく追撃していた兵達が帰ってきた。


「メイル団長、この周辺の村や街には被害が出ておらず、また逃走した魔物を数体討ち取ったという報告もありましたが、いかがなさいますか?」

「そうね、現時点で被害が出ていないうえに数は少なそうならば、後はこの辺りの自警団に通達して私達は巣のせん滅に専念しましょう」

「はっ!では通達が終わり次第、突入準備を始めます」


 逃走した魔物は数が少ないのでこの近くを守っている自警団に任せて俺達は巣への突入準備を始める事にした。


 通達が終わったと報告があり、早速突入の為の作戦がメイルから説明される。


「じゃあ巣への突入作戦の説明を始めるわ、まずはダンテ副団長、あなたに先陣を任せます。巣の魔物をできる限り討ち果たして、後続部隊が進みやすくして」

「分かりました、俺達の部隊で多くの魔物を討ち取ってみせますよ」

「それじゃあ次に二陣、そして三陣の担当だけど……」


 メイルから次々と突入部隊の指揮官の説明があり、いよいよメイル自身と俺が最後に突入する事が発表された。


「最後にジュン様と私が部隊を指揮して突入するわ、それまでに掃滅できればいいけど、少し難しそうね」

「数は減らしているし、最初の報告ほどの脅威はないと思いますがね」

「戦力を消耗しているのは敵だけではないわ、我らも消耗しているし、特に先陣をきったあなたの部隊はかなりやられているはず」

「ですが、まだ部隊としての機能を失ってはいません、だからこそ俺に先陣を任せたんでしょう?」


 ダンテは副団長という立場ではあるが、本人の資質を見るとかなり切り込み隊長向きに思えるな。元傭兵って事もあり、パリアの兵を上手く使っていやがる。先鋒部隊として切り込ませりゃあ本当にいい仕事をするよな。


「それじゃあまずは俺に任せてください、みんないくぞ!」

「おーーーー!」


 ダンテが檄を飛ばすと兵達は士気が上がり、一気に突入していった。


「行ったな、ダンテ」

「ええ、ですがまだ中の魔物は多いですし、油断はなりません、我々も気を引き締めなければ」

「そうだな、第二陣の投入タイミングは?」

「そうですね、ダンテ達が押されているか、ある程度の道ができれば、そこで投入するのが良いかと」


 遂に本格的な巣の攻略が始まった。騎士団全軍での戦いは俺にすごい緊張をもたらしてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ