治療終了
村を襲撃していた魔物を退治すると俺達は村の代表を名乗る男に礼を言われてケガ人の治療が終わるまで休んでいくといいと言われてとりあえず村の中での治療をしていく事とした。
「ジュン様、とりあえず負傷者は村の中で治療させてもらいましょう、残りの者は外で念の為に魔物の襲撃に備えてですが」
「そうだな、その方が安全だしな、それで村の被害状況は?」
「報告によれば村人に負傷者はなし、村の作物等にも被害はなかったとの報告がありました」
「ジュン様や皆様のおかげです、村の薬も治療にお使いください、持ってこさせますから」
とりあえず負傷者は村の中で治療する事になり、その治療に村の薬も使っていいという事になった。まだ十分あったはずだが、傷の治療の薬が少し節約できるのはありがたいな。とはいえ今度は村が困るだろうし、またその辺りは後日補償するか。
そう考えている間に兵の治療は進んでいき、俺達は魔物の襲撃に備えているが一向に魔物が現れる様子は見られないな。
「来ないな魔物」
「念の為に備えているに過ぎませんからね、それにもしかしたら今頃アダム様が巣の魔物を討ち取っているかもしれませんから」
「そうだといいんだが、それならば一度こっちの村の様子も見に来て欲しいな」
「帰還前に我らを拾う必要はありますし、一度はよるかと思いますが」
確かにそうだとは思う、見捨てないまでもほとんど臣下であるメイル達に丸投げしておいて、どんな顔で現れるんだろうと思っているが、そんな中騎士の1人が俺達に報告をしにきた。
「ジュン様、団長、負傷者の治療は終わりました!」
「そう、お疲れ様」
「ですがすぐに動けぬものもいますし、その者らを戦場に連れて行くのは危険かと存じますが」
「そうよね、そろそろアダム様に合流したほうがいいでしょうし……」
治療自体はとりあえず終わったがすぐに動くのは厳しい兵士もいるし、どうしたものかと考えているが、俺はすぐにメイル達に提案をした。
「部隊そのものの機能が回復したならメイルはしばらくここにいてくれ俺は兄上と合流する」
「そうですか、確かに進軍は厳しいですが、今の部隊状態なら防戦には徹する事ができますし、ここはお言葉に甘えさせていただきます」
「それじゃあ、あとは任せてくれ、すぐに経つ」
俺はメイルの部隊を村に残し、兄アダムと合流すべく自分の部隊を巣に向けて進軍させる。待っていろよ兄上。大丈夫だとは思うが手間取っていたら俺が手伝ってやるよ。




