勉学の再開
父より訓練所の床を破壊した罰として俺は騎士団入団が1週間先送りとなり、その間、姉のモニカから勉学を習う事になった。と言ってもモニカはほとんど仕事が忙しくなかなか見られない為、ほとんどはモニカの侍女であるマリーが受け持ってくれる事になった。
勉学に備えて俺は朝食を済ませたあとは自室にてマリーが来るのを準備をしながら待っていた。
最近色々忙しいのか、広間に父、兄、姉が現れる頻度は減って、今日の朝食は母や下の弟・妹とだけ一緒に食べたのだ。
それぞれお役目があるから仕方がないが、俺も騎士団入りをしたら、家族そろっての食事の機会は減るのかな?まあ、今は勉学をみっちりやって1週間後の騎士団入団に備えないとな。そう考えていると扉をノックする音が聞こえ、マリーの声が聞こえたので返事をする。
「失礼します、ジュン様マリーでございます」
「入ってくれ」
「失礼します、おはようございますジュン様、では早速ですが勉学を始めましょうか」
「おはよう、そうだな、それで今日は何をするんだ?」
勉学のジャンルというか科目のようなものがなにかを尋ねると、今日する事柄をまずはマリーが説明してくれて、早速マリーの指導を受けながら、勉学に励んだ。マリーは確かメイルと同い年だが2人とも教え方が上手いよな。そのおかげかどんどんと頭に入っていくな。
「ジュン様、一度ここで休憩しましょうか、お茶を淹れてまいります」
「え?教えてもらってるのにそんなの悪いよ、それくらい俺がやるよ」
「私は侍女でもありますのでね、それも私のお役目です」
「そうか、じゃあ頼むよ」
侍女だからという事でマリーにお茶を淹れてもらい、俺はマリーが淹れてくれたお茶を飲んで俺とマリーは少し会話をした。
「マリー、メイルから聞いたけどメイルと同じ日にこのラオール家に出仕したんだよな?」
「はい、私はメイル……騎士団長と同じ日に出仕しました」
「今の間、普段はメイルと呼んでいるんだな、立場とかもあるだろうけど普段は友達でもあったんだろう」
「ええ、まあ、いろいろ良くしてもらいましたから」
騎士団長になったメイルとは少し立場が違っているだろうけど、仲の良い友達というのはメイルから聞いているし、そこはマリーも否定しないんだな。
「メイルからもいろいろ聞いたけど、せっかくだしマリーからも話を聞かせてもらえるか?」
「少しメイルとの話とも重なるかもしれませんが同室で過ごしていた時期もありまして、お互いに自分がどんな事をしていてどんな事を知っているか話しましたね」
せっかくだし、マリーから見たメイルもどんな印象か聞いておきたいな。




