巣への到着
館の広間に兵が集まっているのを確認した俺は外の様子もメイルと共に確認をすると結構な数の兵が集まっていた。
「お、結構集まっているな、これで出撃するのか?」
「そうですね、今回の戦いは規模が小さかったので近隣の村と街からの招集にとどめていますからね」
「よし、それじゃあ武具の支給が終わり次第出撃するぞ!」
「はい!」
集まった者達に武具の支給をして、それが終わろうとすると俺とメイル、それから他数名の将兵が馬にまたがりいよいよ出撃の時が近づいてきた。
「それではジュン様、出撃命令をお出しください」
「ああ!みんな今日はよく我が初陣の為はせ参じてくれた!感謝するぞ!そしてこの近隣を荒らす魔物を倒し、平穏を取り戻すぞ!」
「オーーーー!」
「じゃあいくぞ!出撃!」
俺がそう言うとまず第一陣の兵が動き始める。俺は前後左右からの攻撃で守ってもらう為に真ん中くらいの位置にいるので動くのをしばらく待っており、いよいよ俺が動く時が来た。
「ジュン様、ジュン様の出撃にございます」
「ああ、よし行くぞ!」
俺とメイル、それからその周りの兵も動き出し、いよいよ魔物の巣を目指していく。
「そんなに数は多くないらしいがその魔物は近隣の村を脅かしているんだな」
「ええ、直接の被害はないようですが、魔物に襲われる危険があるという事で近くの街まで作物を売りに行けないという事情があると」
「そいつは死活問題だな、野菜が売れないと生活費が稼げないって事だろう」
「ええ、その村の作物で料理を作っている店も料理が作れなくて困っている話も聞きました」
直接的な被害はもちろん防がないといけないけど、こういう間接的な被害、いわば流通を阻害しているって事だもんな、前世ではゲームでこんな事考えたこともなかったけど、生活を脅かすんじゃどうにかして倒さなくちゃいけないんだよな。
そんな事を考えている俺に前から兵がやって来て俺に現状の報告をしてきた。
「ジュン様!第一陣の兵が巣に到着しました!先陣をきらせ魔物の駆除にあたらせますか?それとも全軍集結次第一気に巣を叩きますか?」
「そうだな、メイル確か巣はそれほど大きなものじゃないよな?」
「ええ、今回はさほどの大部隊ではありませんが、全軍一気では身動きがとりにくい恐れがあります!」
「そうか、それじゃあ第一陣に先陣をきらせてくれ、ただし深追いはするなとも」
「はっ!」
とりあえずまずは第一陣の兵に敵の数を減らしてもらおう、巣にはボスというか群れをまとめている奴もいるだろうから無理しすぎない程度にな。




