第37話 想定外過ぎるチュートリアル。
またも急展開です
まず【スキル】の習得とは、何なのか。
実際に習得してみて感じたことは…うーん。何と言えばいいのか…。
自分の中にあった可能性を無理矢理引き出されたような感じだったり……
自分の中に無かったものをとあるきっかけによって書き加えられたり……
またはある程度既に使えてた技がある日を境に急激に上達したり………
このようにして習得までの過程と習得時の状況でその感覚は異なっている。 …でもこれだけは解る。
これらスキルを管理するものが『空魔』と俺が呼ぶ魔力の一部である以上、その技能の全てが俺の力ではないのだということ。
全ては魔力によりブーストされ魔力により魂に刻まれた、魔力由来にして魔力経由の果てに在る力。
これら【スキル】は魔力という摩訶不思議な力が関与しているため、現実世界では考えられないような効果がある。確かに強力この上ない。
当然として頼りになる。俺が『頼りにしているスキル』なら沢山ある。【精神耐性】なんていい例だ。このスキルがなければ俺なんてただの臆病者で、多分『戦おうと意思決定すること』すらもままならないはずだ。
でも、実際に『自分が一番に得意だとする技能』は何なんだと聞かれたら話は別だ。それは剣術だと俺は答える。
…ただの剣術だ。スキルの【剣術】ではない。
【剣術】を始めとする【武具術系スキル】というものは、前にも述べた通り、
(1)戦った相手を。
(2)手にした武具で。
(3)殺す。
この手順を習得の最低条件とするスキル。
だからスキルアップする為、レベルアップを捨ててしまっている俺には今の所、習得出来ないスキルであり、実際、【スキルとしての武具術】はどれも習得していない。
というか…体質的に魔力放出が無理な俺には『武技』は使えないのだから、これら【武具術スキル】を身につけるメリットなど、無いに等しい。いや、むしろデメリットがある。
さっきも言った通り、【スキル】というものは魔力により管理されている。ということは、武技を使わないまでも『ただ剣を振るう』というだけで魔力が動くのだ。俺の場合は内蔵結界があるのでその限りではないけれど。
実際、父さんや師匠と試合う場合には魔力感知バリバリで相手の魔力の動き…そのクセを読もうと俺は必死になっていたものだ。【スキル】にはそういう弊害もある。
この、今俺が振るっている『剣の業』というものは毎日血反吐を吐くほど父さんに叩き込まれながら、血道を上げ、地道に重ね、この身に刻んできた、謂わば『真っ当な技術』だから、そういう魔力の動きとははなから関係がない。
だからなのか、俺が頼りにしているどのスキルよりもしっくりときて自信を持って扱えている。だから一番に得意だと胸を張って誇れるのだろう。
逆に言えばそういった正規の過程を踏まずに、魔力由来で身についた【スキル】というのはどこまでいっても借り物の力でしかない。俺はそう自覚している。
…これらスキルについての話を踏まえつつ、今の状況を説明してみようか。
この歯抜けの…うう、
(…なんか今となってはコイツのことを割と尊敬してたりして。だからこの見下した感じの呼び方はイヤなんだよな…でも俺こいつの名前知らないんだもの)
あーゴホン。歯抜けの男(結局それかよっ)が使った技。
多分これは現実の世界では『誘導』とか『催眠』とか呼ばれる技術だ。
これも、勿論、俺の剣術同様、魔力由来の【スキル】なんかではない。
力を持たぬ彼ら『魔力無し』達が血道を上げて研究し、身につけてきた『真っ当(?)な技術』。魔力由来の【スキル】のようにお手軽でも強力でもないし、即効性も多分、あまりない。その代わり、魔力の動きなどないのだからその隠密性は抜群だ。
この世界の殆どの人間が技をかけられたなどと気付かない。確かに、『魔力無し』の人々にはうってつけの能力だ。
そう。この技には魔力なんてものは関係していないんだ。
よって、同じように剣術を地道に身につけて来た身である俺には、それを身につけるまでの過程にどれ程尊い努力があったかも解っている。
でも、しかしながら、いや、だかこそ…か、この世界を『ゲームの世界』だと無理矢理にでも割り切ろうとしていた俺にとってそれは、かえって『想定外』過ぎる技だった。
このスキル万歳なデタラメなるゲーム世界で、まさか正式な催眠術をかけられることになるとは、あまりにもあまり。『想定外』過ぎた。
それに確か…現実の世界にあった催眠術というのはそんな簡単な代物ではなかったはずだ。【スキル】なんかと違って必要とされる面倒な手順がいくつかあったはず。
催眠を掛ける相手とは執拗なほど『信頼関係』を築かなければならずそのようにして相手の心に隙を作り出すというお膳立てがまず必要で、
その本人ですら自覚していない『無意識』という領域に踏み込んで、
その領域内にある『思い込み』を利用して相手に働きかけ、コントロールしてしまう…
(…とかなんとか…テレビとかネットで見たり聞いたりした話ではそんな技術だったかな…)
ああもう。この手順、確かに、踏まれていた。クソっ目のあたりにもした。……今考えれば思い当たる事がいくつもあったんだよなあ。
コイツは何度も、それは不自然なほど食い下がって俺に接触してきた。そう。律儀なほど、何度も。
『潜入』という後ろめたい秘密があった俺は、コイツと会うたびに緊張して、そのたびに安堵させられたものだ。『ああ、そんな要件で来たのか。良かった。バレてなくて』っていう感じで。
その落差故か『無意識』にも強制的に安心させられていんだ多分。そして失礼な話だが、俺はこの男を『卑しい、ただの馬鹿』なんだと勝手に『思い込んでいた』。そう、ある意味で『信頼』してもいたんだなぁ。
『コイツに危険は感じない。』と。
『コイツは安牌なヤツなんだ』と。
それが隙に繋がったんだろう。その、毎度毎度の隙をコイツは何度も突いて来ていたんだ。密かに。俺に…いや、この【魔脳】にすら気付かれることなく。
考えてみればおかしな話なんだ。何度も実力差を見せつけてコテンパンにしてやっても、次の時にはまるで忘れたかのように同じ場所で、同じような『緊張と緩和』を俺に与えてくる。何度も何度も。そうだ。不自然なんだよこれは。
いくら俺が間抜けでもこれに違和感を感じないというのはおかしな話だ。
他にもある。幹部の居室にあった赤いカーテン。その向こう側にあった窓枠を模した風景画。なんで俺は『こんなのは無駄でしかない』とか思いながら、あのカーテンを開け、あの絵を見ることを毎日の日課にしていたのか?きっと催眠によってあの絵を毎日見るように仕向けられてたんだ。そしてあの絵はきっと、暗示を強めるための、何らかの仕掛けが施されてでもいたのだろう。
…ああもう。まだあるな。他にも。なんだ随分とあるじゃないかヒントが。いや、だからこそ恐ろしいんだこの催眠術という技は…。
俺は昨日、実力差があったとはいえ、全力で振ってきた短剣をわざわざ素手で掴むなんていうパフォーマンスをして見せたた……普段の俺なら『え?何してんの僕?馬鹿じゃないの?』だ。その証拠に思いだすとほら、顔から火が出るほど恥ずかしい。
『毒』にも『麻痺』にも『即死』にも『混乱』にも他にも、【耐性スキル】を持つ俺だけど、それは完全なものではない。
あの村では習得する機会の無かった『呪い』とかの付与がもし、あの短剣に施されていたらどうなっていた?
そうだ。あんな行為…無用心にも程がある。あの時には既に取り返しが付かないほど術中にハマっていたんだろう俺は。
一方の歯抜けは悔しそうな顔の裏側でほくそ笑んでいたに違いない。
(うう、悔しくて恥ずかしいけど敵ながら天晴れすぎるっ)
それに、【魔脳】なんていう…思考や精神のバックアップ機能があるスキルを所持する俺には、この催眠というワザは効きにくかった筈なんだ。
だからコイツは、地道に俺に接触し、与える効果も少しずつにとどめて辛抱強く決定的な効果が現れるのを待っていたのだろう。
そんな即効性のない僅かずつの効果であったからこそ、この【魔脳】ですらも欺くことが出来たんだろう。ホント、天晴れだ。
(本当なら多分、殺されていたんだろうな…俺は)
そう、この【魔脳】ですら欺く『想定外』の攻撃に屈して、俺は完全にこの男の支配下に置かれていた。そしてそのまま為す術もなく殺されていた筈だったんだ。
でも、
その『想定外』というやつはクセモノだ。
この歯抜けの男だって例外ではいられない。
このしたたかな男ですら知らずの内に適用される。
だからこその『想定外』なんだ。
この男は知らない。
想定の外だったはずだ。
俺が、『プレイヤー』である事なんて。
更に言えば、同じプレイヤーであるあのボスですら知らないことだ。俺がまた『チュートリアル』中であるということなんて。
当たり前だ。チュートリアルでここまでスキルを蔵するプレイヤーなど、常識的に考えてみればいるはずもない。俺はトコトンイレギュラーな存在なんだ。
ということは、誰も知らない。チュートリアルを終えてすらいない俺は、まだ『独り立ち』が出来ておらず、『スキップ』を使うことを許された存在であるのだということも。
その上、更に、『潜入』というこの込み入った事態の中に『相棒』を放り込むことに躊躇した俺は、この町で一度たりともスキップに手を出した事がない…なんてことはもう、誰も誰も誰も、絶対に知りようもないことだ。
そしてもう一つ。知っている者が少ないであろう…事実。
プレイ中の『自分』と、
スキップ中の『自分』、
この二つの『自分』は、全くとは言わないがほぼ、『別の人格』であるのだという事。これはプレイヤーであっても殆どの者が知らない事実であるはずだ。
俺はそれを偶然にして知ることが出来た。
──アンビ=ラコ=ライナ。
そう、アビーだ。
5歳も年下の彼女を俺はどうしても恋愛対象として見れなかったが、スキップ中に俺の代行をしてくれている彼、『相棒』はどうだった?
彼は、狂おしいほど、アビーに恋をしていた。
抑えきれぬ気持ちを爆発させ、無理矢理、彼女の唇を奪うほどに。だからあの頃の俺は悩みもしたし、この『相棒』に気を使ったものだ。そう、気を使った。『自分』であるはずの彼に。
(こんなの…同人格であるわけがない。)
俺と同人格でない彼なら。
つまり潜在意識だって俺とは別の所にあるはずの彼なら。
この街では一度として俺の代行として顕現されてない彼なら。すなわち、この歯抜け男と接触したことがない彼ならば。
確かに俺の無意識は歯抜けの男に支配された。俺は敗れたのだろう。でも、相棒は?相棒の心にまでコイツは触れていない。つまり流石のこの歯抜け男ですら、俺の『相棒』までは支配できていなかった。そして今も出来ていない。
だからのスキップだった。
だから今、目の前に倒れている。
尊敬すべき弱者、歯抜けの男が。
流石のこの男にも『あまりの想定外』である我が『相棒』には太刀打ち出来なかったようだ。歯抜けの男は俺の代わりに相棒が倒してくれた。
そして、流石だ。俺の『相棒』は。
歯抜けの男は戦闘不能にされただけで臓器も骨も無事なようだった。俺はこの男を必要以上に痛めつけたくはなかった。そんな俺の心を理解してくれたのだ。こんな風に、相棒はいつも俺の意を汲んでくれるのだ。そうやって、『俺達』はあの辛い修行を耐え抜いてきた。『二人で』……
だからこそ……寂しくも思う。
いなくなるのだから。
あの『Fスキルさん』がそうだったように。
このチュートリアルが明けた時には
俺の中からいなくなるんだ。この、相棒までもが。
「なんでえ、殺さねえんだ…あ? 俺はあまだ、死んでねえ…ぞお?ああ…?ヘヘ…へ、何度もお、何度でもだあ…お前を惑わせてやるぜえ…いつかあ…なあ〜?こんな甘ちゃん、俺が負けるわけえねえんだあ…なあ…?」
歯抜けの男は目を覚ましたようだ。弱いはずなのに…意外とタフなんだな。コイツ。
「……うん?…うんうん、また来いよ。またボコってやるさ。…あー…なあ歯抜け、それよりさ…」
「ああ!?…っつててて…おい、俺あ『歯抜け』なんて名前じゃあ、ぐあっつ痛えなぁオイい…ねえぞお?この歯は自分で抜いたんだあっ。このツラなら誰だって油断するだろおがあ?現にお前もお…!っああ?つかよお…『それより』ってなんだ『それより』ってえ!こんな弱っちい俺に殺されそうだった分際でよお!?」
「あーそうそう、聞きたかったんだよ。お前、名前なんてゆーの?」
「えあ?ああ?なん…で聞くんだあ?聞いてどうすんだあ…?俺の里を襲撃でもするつもりかあ?出来るわけねえ絶対見つからねえよお…っ」
「えー…?そんなことひとっことも言ってね……あーくっそ俺な。あー…『ジン』だ。えと、今回は度肝抜かれた、だから……え〜…割と?尊敬してんだ…ぁんたのこと…あーもう!おいコラ!あんた、あんたの名前は?おら言えよっ!」
ゲシッ「うあいてあっ!なん…痛って!」
『相棒』をいつか、というか近いうちに失うという事実に気付いたことで湧いた寂寥感。それがこうさせたのか…俺は自分でも予想外なほど素直な声で、倒れ伏す男に名前を聞いた。照れ隠しに蹴りながらだったが。
「く…いてえよ馬鹿があ、く、くく。痛えな…。へ。痛え、くそお「いいから名前を…」ボンズだ。ボンズ=クルビだ…ああもういいだろお?もう…だからあ、好きにしろよ…」
「……そうか、ボンズか…なあ、ボンズ」
「んあ…?」
「俺の記憶…返してくれよ。」
パチンっ
何も言わず、ボンズが指を鳴らした。
その瞬間、抜けていたパズルピースがパチパチと俺の中にはめ込まれていく…俺のこの願いを予め予想していたのだろうボンズは早速この呪縛を解いてくれたようだった。
「記憶なんか奪えるかよお、お前が『覚えていたくない』って思うように仕向けてただけだあ…ほらあ…思い出したら、ちゃんと俺を憎め。憎んでえ…今度こそ、うん。ちゃんと殺せ。なあ?」
あ?お前に罪なんか、あるかよ…
あった所でお前なんかもう眼中に置けねえんだよ…なんだ、コレ。…なんだ、これは。なんだ…これなんだコレなんだコレなんだコレなんだコレなんだコレなんだコレなんだコレなんだコレなんだ何なんだコレ!ぐっクグ…っ!
「グッッヌああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああザンダハああああああああああああああああああああクラフトオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!お前ら絶対殺」
ガキイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ 「おやおやおやおやなんで裏切るっスか禁断の人らしくない…情でも移ったんスか?つかなんで庇ってんスかジンさん?この人はあんたの敵でしょうに」 ギャリギャリギャリ 「オイゴラクラフトデメエ!相手が違うだろうがあ!ゴラアあ!!」 ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ 「ひやー怖い怖い怖いっスねー兄貴マジ勘弁ス!」 ギャリギャリギャリギャリギャリギャリギャリ 「てめええええ!クラ…」ギャリイイイィィィィィィィぃぃん!
────イイイイイィィィィィィ────
耳鳴り。大体は『悪い余韻』として響く、あれ。
「…クラフト…てめえ、その力……」
今の剣圧…弾かれたのは、俺の剣だった。
( 馬鹿な… )
タダモンじゃなかった。
あれは俺なんかより、
いや、もしかしたら父さんすら……
「あは。もしかして真に受けてました?俺が弱いって。」
ああ思ってたよ。お前言ってたじゃんか。
『死んだ振りしてた』って。
それに、強者のオーラなんか少しも…クソっ今は感じる…ビシビシと…猫かぶってたんかよクラフトォ〜。
「こうも言ったでしょうに…『俺はスキルマニア』だって」
ゾロリ…
くっまただ。また…この…奈落を思わす雰囲気…。
「多分、『倍はある』…そう思ってくれてもまだ足らないっスよ?」
…?…何を言って…何が、何の倍なん…あ。
「……スキル…か?」
「ええ。多分俺の見積もりだとジンさんが所有するスキルの3…いや4倍?は所持してるっス。スキル。」
(軽く言いやがる……そんな、もしそれが本当なら)
「ええ。化け物なんスよ。俺。」
自分で言うなよ…何が嬉しいんだよ化け物で
「ジンさんみたく紛いモンとは違うっス………本当の化け物なんス。俺。……あは。」
正直震えた。正直に言おう。『恐怖』で震えたんだ。
スキル獲得に熟練しているからこそ解る。
またもまたもの『想定外』なんだけど
速攻で理解出来てしまう。
この絶対的な差が何を意味するのか解ってしまう。
でも、だからといって…っいやだから…っ!
(だから…っ!!もう!)
そう、もう無理だ。そんな『想定外』を吹き飛ばすモンがあるんだよっ!産まれてしまった!グラグラ煮立って吐き出さずには1秒も、いられないような熱い熱い塊が、この肚の中で『出せ出せ』とうるせえんだよ。そうだ。この震えの何割かは、この、抑えきれない怒りにあったんだ。
今まで、何故『クラフトさん』として恐れていた男を『弟分にして相棒のロビン』として認識していたのか、何故過去の記憶が所々曖昧だったのか、何故ボンズの言葉を耳を塞ぎたくなるほど恐れたのか、何故ここ最近の俺はずっとイライラしていたのか…クソックソクソクソクソクソクソクソクソクソ!!思いだしてしまったクソおお!
道理で!クソッ!こんなん覚えてたらクソっ!平静でクソッ!いられるわけクソおおおお!黙ってられるわけねえ!クソおおおザンダダハああクククラフトおお ザ ンダハあ!ク ラフトお おおお お!
お前ら はお前らお前らおま……ら
【ジン!ジン!逃げ…】
止めるなよバッドもうだめだだめなんだよだめだもう目の前がもうもうもうどうしようもどうしようもないほどどうしようもなく
「殺す!!それでも!ぶっ殺す!!」
もう…真っ赤なんだよ。だから…だか…もう、もう…
【ジ……】
だか… ツカ…うゾ あノ奥のテ───
【…分かったよ…】
いつも有難う御座いますm(_ _)m
あのう、面白い、もしくは面白くなりそうだな…そう思って下さった方、もしよろしければ評価ポイント、感想、ブクマ、なろう勝手にランキング投票…この下部分にタグ有りますののでポチッとしていただけると嬉しいです。
もし増えていたら作者は血を吐いて喜ぶし、もっと面白くなると思いますw
さて、今回は一応、細々と散らしておいた伏線を一気に回収した形です。
一日一話という進行上、もう忘れてしまっていた方もいるかもしれません。もしそうならスミマセンm(_ _)m
次回!血風vs血風!
「人外達のチュートリアル」
乞うご期待♪




