第5話「おす」
「おはようございます博士」
「おーおはよう晴社くん」
「なんかご機嫌っすね」
「うむ、実は
新作の試作品が完成してね」
「えっ、そうなんすか」
「早速見てくれるかね?」
「もちろんっすよ」
「まずはこれを見てくれたまえ」
「…テレビのリモコンっすか」
「うむ、テレビのリモコンだが
そのリモコンの赤いボタンを
押してくれたまえ」
ピッ
ブゥゥゥン
「……テレビがつきましたが」
「違う違う、左下の方の
赤いボタンを押してくれ」
「ややこしいっすね」
ピッ
ブルルルッ
「……」
「博士?何か今揺れましたが!?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「起動したぞ」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「な、何が起動したんすか!?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「まあ、見てなさい」
グゥァァァァァァ
「デスクからアーム?のようなものが!」
ギュルルルルルル
「……来るぞ!」
ズドッ
「アームがデスクを突いた!?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「…成功だ!!」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「な……なにが起きたんすか!?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「アームの先端を見てくれたまえ」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「…これは…ハンコ?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「そう、自動押印マシンだ!!」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「…」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「これがあれば
自動で押印してくれるだけでなく
綺麗に押印ができる!!」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「……」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「しかも自動でインクの補充も
してくるスグレモノだ」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「………博士」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「さらには、アレ?ハンコどこだ?
と探し回る必要もないのだ!!
画期的だろ?晴社くん!!!」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「ハンコ押すだけで大袈裟すぎません?」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
「い……言われてみれば………」
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン
ゴウンゴウンゴウンゴウンゴウン




