前へ目次 次へ PR 41/45 視線 街を歩いていると―― 何人かの視線を感じた。 「……見られてるな」 ガルドが呟く。 ルクたちの耳が少し出ている。 「やっぱ珍しいのか?」 カイトが言う。 「この街、人間多いしね」 完全に隠すこともできるが―― 「無理に耳を隠さなくていい」 俺は言う。 「お前らはお前らだろ」 三人が少し驚いた顔をする。 ルクが笑う。 「……ありがとな」 ユキも言う。 「キャン!」 (みんなちがう!でもなかま!) 「そうだな」 少しだけ、空気が柔らいだ。