0038 ローライフ再開?
ミストラとシグマは外で修行を、バンチスタと津々良はモンスター化して、ロクロスと共に住居を移動した。
ミーナもそれにしたがって、ミストラが買ってきた物をロクロスに空間魔法で積めてもらい、「魔法の森」ダンジョンにミーナと徒歩でダンジョン入り口へと到着した。
「じゃあ、入りますよ。」
人間の姿に戻ったバンチスタは意気揚々として言った。
ダンジョン内は鬱蒼とした森が林のように脇道に多く、虫には一度も出会わなかった。
ダンジョン内にテリトリーを見つけ、キノコを収集すると、四人はアリシアカレーを作り出した。近場に温泉もあり、衛生面では問題はない。
カレーが出来上がると、ミストラが雑に入れた、空間魔法で広まったかばんから、キャンプ道具を点検する。
「森になってるダンジョンも存在するのね。」
ミーナがいうと、カレーを盛っていた人形のバンチスタが言った。
「修行中の魔法少女や見習い魔法使いがたくさんいるからね。」
「結構、人も多いんだ。楽しく交易出来そう。」
「交易?」
「物々交換だよ、津々良。」
津々良は一度コクりとするとバンチスタと一緒にカレーを見ていた。
「魔法具か、一つもないのよね。あるとしたら、この魔法宝玉か。」
「それは肌身離さず持っていた方がいいよ。後、人にも言わない方がいい。たいへん貴重な物だからね。」
ミーナは自分の巻いているポケット収納に魔法宝玉が入っているのを確認した。
「魔法使いにも言っちゃだめなの?」
「どうやって魔法伝授してもらうんだよ。ミーナはそそっかしいな。」
「バンチスタ、この布団羽みたい。もう寝ちゃう・・・。うむうむ。」
「津々良!今から夕飯だから!」
ミーナは一度微笑むと、元気に声をあげた。
「じゃあ、魔法を伝授してもらって、強くなるぞ!!」
ミーナとバンチスタと津々良は羽布団の中にいた。
発光きのこの下で、三人は仲良く眠った。
ミーナは懐かしくて泣きそうだった。
「小説家になろう」だけのお話です!
0038.5 津々良の服
「津々良、欲しいものはある?」
「ミーナ、っぽいもの。」
「えーと、何かな?」
チスタが戻ってきて言った。
「ぼくだけに生活用品押し付けないでくださいね。津々良は女の子っぽい物が欲しいと言ってます!多分!」
「じゃあ、服はどうかな?」
津々良は首をかしげた。
「あの、服ってこんなにあるの?!」
「そうだよ、ここはアルトール帝国じゃないけど、いっぱい服があって、津々良みたいに小さい子の服も売ってるんだ。」
そして、そういう子の服は可愛いと都会では決まっている!と断言した。
もちろん、ロクロスが吸収して、魔法で運んだ物がほとんどだが。
ロクロスの得意魔法は空間移動魔法だ。
「全部、着ていい?」
店員が来た。
「こんな簡易なトテン屋根じゃ、更衣室もないけど、あそこ見えないように、聞こえないようにかくらん魔法使えるから、あっちで着替えしていいわよ。」
こんな小さなサイズじゃ客来ないものねと、店員さんは魔法の杖を取り出して、作業を再開した。
「えーと、この花柄のワンピースなんてどう?」
「これがいい。」
「え?」
「これ。」
一色ですごい物もってきた。
「うーん、何か和風?」
店員さんがすっ飛んできた。
「ちょっと帯が、緩いかな?って、これ着付け自分でやったの?!」
「こういう服、バンチスタが喜ぶかな?」
「私も可愛いと思うわ。」
津々良の編んだ髪に簪を入れる。
「あなたが着付けしたの?」
「はは、下手でしたか?」
「全然。すいませんね、横から意見言って。もし良かったら貰ってくれませんか?」
「いいんですか?」
「この子の仲間が私たちを空間移動魔法で救ってくださったって、風の噂で知ったんです。簪もいいですよ。」
この花柄のワンピースも。と、店員さんは勧めてきた。
津々良はナマコから人間になる時、もう着替えをすましている。
津々良は明日は花柄のワンピースを着てみようかなと思いながら、魔女の森で修行だと思って、止めようと思って、着物からパジャマに着替えて寝た。
いつ着ようと楽しみながら寝た。
0038.5 終わり




