4日目 謎の店
三連休が終わり、仕事の日々が続き、5日間しっかりと働いた。
仕事場では、いろいろやらかしてしまったが、それは忘れて、今日は久しぶりのログインだ。
2日間はログインしようかな、と考えているとふと、自分は結構このゲームにハマっているなと思っいつつ、いつも通りにログインした。
ログインしてすぐに宿で、火憐達がログイン状況の確認をした。
しかし火憐達は、ログインしているがフィールドに出ているようなので、ログインしたとメッセージしたあと、町のことを見ていないなと、思い町を見て歩こうと思い、宿をでて町を歩いた。
町はプレーヤーが10万人入れるように、とんでもなく大きく、町の形はXのような形で、プレーヤーは真ん中にある宿などでログアウトする、ので真ん中にはプレーヤーが多く、先端にはNPCが多く暮らしている。
町を歩いていると、人通りの少ない道を歩いていた、周りは住宅街のような見た目で、NPCしかおらず、プレーヤーはいなかった、なのでNPCの住宅街に来てしまったようだ。
その道に路地を見つけた、ゲームには路地に入らないものもあるので、路地に入ることも出来るのかなと思い、入ってみることにした。
路地には無事、入ることができ、周りには壁しかなく、薄暗いが進んでいると、前方に光が見えて来た。
光のとこまで来ると、ひらけた場所にでた。
木製の一軒家がぽつんと真ん中にあり、地面には草が生い茂っていて、扉にはOpenと木札が掛かっている。
地図で場所を見ると、壁の中にいる表示だった。
中が気になり入って見ることにした。
扉をノックし、開くと中から
「ちょっと待ってくださいねー」
と少女の声が聞こえて来た。
少し待つと、扉が開き中から、金髪を肩まで伸ばした癖っ毛で、明るい雰囲気の120㎝ぐらいの少女が顔を出した。
そして少女が
「中に入っていいですよ」
ニコっと笑いながら手招きした。
そして少女のあとを追うように中に入った。
中は薬屋のようで、ポーションや、よくわからないが薬のようなものが置いてあった。
さっきの少女が、カウンターに座っており、よく見ると背中に、白い翼が生えていた。
少女に、どういうのを売っているのか、聞いて見ることにした
「この店にはどういうものが売っているんだ」
「この店にはポーションなど回復薬や毒消しなどの状態異常回復薬に毒薬などの状態異常薬がなどが置いています」
「そうなのか、この薬は誰が作っているんだ」
「薬は私が作っていて、材料は妹が取りにいってくれています」
驚いた、こんな小さな子供が作っていて、この子妹が材料取りに行くとは、町の外の森エリアまで行かないと、薬の素材は手に入らないのに。
「森まで行っているということか」
「はい、妹は戦闘と採取が得意で、たぶんもう少しで帰って来ると思います」
すると、後ろの扉が開く音とこえが聞こえた
「おねぇ、薬草取って来たです」
「おかえりー、薬草ありがとー」
と会話しながら、入って来た。
自分がいるのには、気づいたようだ。
入ってきた少女の妹を見ると、少女と顔のパーツはそっくりだが、少し気だるげで、髪型は少女と同じだが黒色で、背中には黒色の翼が生えていて、身長は同じだから、妹といっても双子なのだろう。
黒色の少女を見ていると、その少女が
「お客さん来ていたんですか」
「そうだよー」
「お邪魔している」
といい挨拶をしていると、白色の少女があっ、といいこちらに顔を向けて来て
「自己紹介していませんでした、わたしはサラっていいますー」
「俺は砂鉄だ、よろしく」
「はい、よろしくお願いしますー」
そして黒色の少女も
「わたしはルナです」
「よろしくな」
「よろしくです」
と自己紹介した。
親はどうしたのかと思い聞いてみた
「親御さんはどこにいるんだ」
と聞くと、サラとルナの両方、なにか答えなくそうな、苦い顔をしていたので、別に答えなくてもいいと言おうとした時
「ここにはいません」
と何かを隠している様子だったが、聞かれたくないんだろうと思い、そうなのか、と言った。
するとサラが
「そういえば、砂鉄さんはどうしてここには入れたんでか?」
「どうしてとは?」
「ここは同族の天使族か魔人族しか入らないのに竜人の砂鉄さんがは入れたんでしょうと思って」
そういえば、自分には天使族と魔人族の特徴の、翼を隠しているの思い出した。
すると2人とも驚いた。
そして自分の種族について答えた
「俺は天使族と魔人族と竜人族と人族の血を受け継いだ種族だからは入れたんだと思うぞ」
「えー、天使族と魔人族は仲が悪くて血が入っているなんてわたし以外にもいたんだ」
「わたし以外にも?」
「あっ 間違えました血が入っている人なんているんですね〜」
棒読みだったが、聞かれたくないことなのだろう、と思いスルーした。
ルナの方が姉のミスを逸らすように
「4つの種族の特徴が全て出る人なんて存在したんですか」
「あんまりいないのか?」
「いないなんてもんじゃないですよ、2つの種族の子供でも片方の種族の特徴しかでないのがほとんどなのに4つの種族でなんて見たことも聞いたこともないです」
それなら妹の猫獣人と人のハーフも、なかなか珍しいようだな。
そのあと話しながら、薬の説明を聞きポーション類と、状態異常回復薬と状態異常薬を、数種類購入して、店を出た。
ポーションや薬の効果を鑑定すると、なかなか効果が高かった。
妹からまだメッセージ来てないので、1人でフィールドに向かった。