閑話 勇者達の旅7 海の王リヴァイアサン
久しぶりの投稿です
正義達は真のサカイの王で有るリヴァイアサンと邂逅していた。
「いやー、リュウゴロシなんて久しぶりだよー」
「……陛下」
「マナブ、僕と君の関係性を説明しなよー」
「はぁー」
突然現れて酒を飲み続けるリヴァイアサンに学は何か言いたそうにしているが……リヴァイアサンの一言に言葉を飲み込む。
「陛下は海の存在を統括している王で、私達国主は陛下より海を介してもたらされる情報を元に国を動かしています」
「……それが売買されている情報の正体?」
「因みに日本で言えば我々は総理内閣で陛下が天皇の関係性です……もっとも、陛下はお飾りでは有りませんけど」
学がそこまで話し終えた段階でリヴァイアサンは飲んでいたリュウゴロシを飲み干した。
豪快に口元を拭うと、学と入れ替わるように正義達に視線を向ける。
「さてと、それじゃあ仕事の話をしようか? どんな情報がほしいのかな?」
「欲しいのは異変や異常の情報……それと出来るならドラゴニア帝国の動向を知りたい」
ローレンスの言葉にリヴァイアサンは少し考えるそぶりを見せる。
そして、少し水に触れると話し始めた。
「成る程……世界各地で異様な魔力が確認されているみたいだねぇ申し訳ないけどそのぐらいしか情報は得られない」
「そうか」
「でも、異様な魔力に魔人族が関わっている可能性が高いだろうね」
リヴァイアサンの言葉に難しい顔をするのはレティアだった。
「お父様も以前から危惧して要らしたわ、魔人族……厄介ね」
「厄介ついでにドラゴニア帝国でも、彼等は何かを企んでいるみたいだねぇ」
「それについて私から報告します」
リヴァイアサンは意味深に学に視線を向けると、学は部下から書類を受け取り正義達に情報を伝える。
「現在ドラゴニア帝国にて現帝王の弟に寄る圧政支配が行われている事が忍ばせた部下より報告が上がっております……兄である現帝王は幽閉され、その娘を手篭めにして地位を固めようとしている様ですね」
「なにそれ……最低」
「その裏には魔人族が居る、彼等の目的は世界の掌握することで自分達こそが最も優れた種族だと知らしめたい見たいだよ……本当に傍迷惑な連中だよねぇ」
リヴァイアサンは「やれやれ」と首を横に振る。
「もっとも、油断出来ない相手だよ……現帝王であるセイリュウ君の実力は確かだったそんな彼を抑えて見せたのならとんだ実力者だと思うよ」
「現状、セイリュウ派の者達が姫であるツバキ様を護り抵抗している様子ですが突破されるのも時間の問題と見られます」
学の言葉に正義達はどうするべきが考える。
そんな中、学の部下が走り込んで来て別の書類を学に手渡した。
それに目を通した学は目を見開くと正義達に視線を向ける。
「たった今、ドラゴニア帝国で大きな動きが有りました……どうやらゴウリュウはワームルスに大々的仕掛けるつもりです」
「な、なんだって!?」
「大変だよ、早く戻らないと!」
慌てる正義達とは対照的にローレンス達は冷静に動きを考えていた。
「情報提供感謝する……報酬はワームルスに請求してくれ」
「オッケー」
ローレンスはリヴァイアサンにそう言うと、仲間達に向き直る。
「マサヨシ、ユイ、レティア……俺達はこのままドラゴニアに入ってツバキ姫、並びにセイリュウ帝王を救出する」
「ええ!? ワームルスに戻らなくてもいいの!?」
「現状でワームルス……お父様達を手助けするならドラゴニア内を攪乱するのが効果的だと思うわ。その上でツバキ様とセイリュウ様を救出出来れば外側と内側からゴウリュウを叩ける」
「……」
ローレンスの提案に正義は少し思考を巡らせる。
恐らく、優太と織姫の二人はワームルスに手を貸すだろう……それならばローレンスの言う通りドラゴニアで囚われている帝王を救出する事は悪い事では無い。
「分かった……ドラゴニアに行こう」
「よし、俺は兄さん達と陛下に報告の手紙を出す……出発は明日の早朝だ」
「きっと、優太君達もあっち頑張ると思うから私も頑張る!」
「ツバキ様とは知らない仲では無いから早く助けてあげないとね」
正義の言葉にそれぞれがやる気を出す。
それを見ていたリヴァイアサンは四人に注意を促す。
「救出作戦をするなら魔人族に注意しなよー後あっちに行く時はうちの子達を貸して上げるけどくれぐれも無茶はしないようにね」
「正義君、優衣さん貴方達は正しい理によってこの世界に呼ばれましたそれが何を意味するのか分かりませんが気を付けて行って来て下さい」
学は世界線が違えど同郷の子供達を気遣う
正義達は学の言葉に頷くと明日へと備えるために会議室を後にするのだった。
次回! 本編に戻りますがもしかしたら超短い閑話が入るかも




