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生まれ変わってケモノな玩具!?  作者: きつね耳モフモフ
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MAP進化

少しづつ進化している様です

 蛇が出てきた方向にはぶっ倒れたばかりの鼠がボロ雑巾の如く転がっていた。

どうやら蛇と大格闘しあったばかりだったらしく、まだ生暖かい。

「ふむ。倒したがいいが相手がちと大きくてあやつの口に入らなかったらしいの?」

とツンツンと右前脚で突っ突いてみる。

 蛇の顎は結構広く広がるのだが、さっきの蛇が丸飲みにするには一回り程大きい様だ。


  :森鼠(中) HP0/27(死亡)

 森に住む鼠。雑食性。小さい内は森蛇に良く食べられるが成体はほぼ互角。


ふーむ。あの蛇チャレンジャーじゃったんじゃなぁ。こっちに気を取られたのが運の尽きといった所かの。

「まぁこればっかりはしょうがないの。」

と『MAP』画面を広げてみる。緑の枠の中が完全に緑色で埋まっている他は・・・

「ピンポンパンポーン!」お?

音と共に『MAP』画面が淡く光輝くと内容が更新されて窓の中に明るい緑や赤い点が表示されていく。

どうやら使いまくったか何かの影響で新機能が追加されたらしい。

「おぉー。これは『敵感知システム』かの?しかし≪気配感知≫とかそういう類いのものは・・・?」

と『ステータス』画面を呼び出してみるが、スキルには何も追加されていない様だ。

「む。単なるレーダー扱いでスキルではないのか。スキルと併用出来れば面白いと思うんじゃがのぅ。」

と序々に動く赤い点を観る。明るい緑の点は中央に固定されているのでこれが自分なのだろう。

「弱ったの。これではどの赤い点が強敵なのか分からん。いちいち目視で確認せねばならんのぅ。」

とブゥたれるが、便利な事には違いないので活用する事にする。

「『MAP』窓そのものはまだ小さくとか出来んのが癪じゃがそれでも使えるだけ在り難いわ。」

と『MAP』を閉じて赤い点に向かう事にする。

今はまだ無理でもまだ緑で埋まっていない地域を埋めていけばその内出来る様になるかも知れない。

「お。またムカデかの。結構多いのこの森。殲滅・・・は不味いかもしれんから手加減はせんとな。」

とか言いつつムカデを鑑定しつつ、出来るだけ小さいのと大きすぎるのは避けて狩る事にする。

「さぁ我が経験値の糧となれっ!!」

かくしてぴょいんドカ!が森の随所で開始され多数の森ムカデや森鼠がその度空を舞ったという・・・

『インフォ』の類いはレベルアップ時の『お知らせ』程度に抑える心算です。

なんせ依頼人?が放任主義なので(ぇ

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