表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異端者達のメメント・モリ ~冬の始まり  作者: Mr.M
二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

12/57

第12話 憂鬱な月曜日

週が明けて

世間的にもっとも憂鬱な日と呼ばれている

月曜日の朝。

僕は靴を突っ掛けたまま

302号室を飛び出した。

階段を駆け下りてビルを出たところで、

隣の家の塀の前に立っている山田老人と

目が合った。

僕は軽く頭を下げてから駆け出した。


通学路の途中にある流川まで来ると、

そこに架かっている三本橋の袂で

ぽつんと佇んでいる

白いワンピースの少女がいた。

少女は僕と目が合うと、

悲しそうに微笑んだ。

僕は小さく頷いて彼女の前を走り去った。

三本橋を渡り終えて、

その先の交差点で赤信号に捕まった。

そう言えば。

通学時。

この信号で足を止めなかった記憶がない。

つくづく僕はタイミングが悪いのだ。

目の前の片側2車線の大通りを

通勤ラッシュにのまれた車が

ゆっくりとそれでいて慌ただしく

走っていて、

僕は地団太を踏んだ。

その時。

この時間によく見かける若い男が

車道に飛び出した。

男は慌てる様子もなく

ごく自然に、

朝日を浴びた横断歩道を歩いていた。

僕は恨めしそうに男の姿を目で追った。

男は車の流れを止めることなく、

そして車に当たることもなく、

悠々と向こう側へ辿り着いた。

信号が青に変わるとすぐに

僕は駆け出した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ