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ハナサキ・ディレクター ―アナログ調香師で無臭主義の俺が、1億人の鼻腔をハックして「AI調香師」と「世界崩壊」を支配するまで―

作者:一輝嘉成王
最新エピソード掲載日:2026/07/15
無臭主義のアナログ調香師が1億人の鼻腔をハックしAI香を壊し尽くす!

 テレビやスマホから「匂い」が届く時代。
データがすべてを管理する社会で、オレ――花咲創(はなさき あらた)は、物理フェーダーが並ぶ真鍮製コンソールを操り、お茶の間の食欲や物欲をコントロールするアナログ調香師だ。

 日常生活では無臭主義を貫き、「オレの鼻を汚すな、消えろ」と冷酷な塩対応のオレだけど、なぜか、アパート一階の喫茶店の看板娘・灯里(あかり)が淹れる俺専コーヒーにだけは、心から安らぎを感じていた。

そんなオレを「旧型」と蔑む、AI調香のエリート美少女・一ノ瀬薫(いちのせかおる)。
彼女のAI『アロマ・ロジック』は、思い出さえも「単なる数値」と切り捨て、効率のいい最適解で大衆を先導していく。
――だが、そんなオレたちの前に、1億人の理性を奪う国家規模の「嗅覚テロ」が発生する。

 完璧なAIの計算式が「死の匂い」に屈する中、オレは己のすべてを薫のAIと直結(リンク)させ、怒りのノーズスキル『ピアノ・ストローク』を炸裂させる!

壁にぶつかるオレの前に現れる、修理屋と化した「元伝説の調香師」。
 そして、「エリート国家執行官」がまとう香水『ファントム・フゼア』と、至高の紅茶『ローズ・シルク』の絶対防壁。
さらに、オレの香りに心を奪われた国民的アイドル・神代ルナ(かみしろ るな)までがお忍びで乱入してきて――!?

「日常(灯里)」vs「バディ(薫)」vs「アイドル(ルナ)」による、オレを巡るバチバチの修羅場(バトルレース)と、その裏で静かに回り出す世界崩壊のカウントダウン。
デジタルに蝕まれた1億人の嗅覚をアナログの不純物(ノイズ)で支配し返す、狂おしくも美しい調香劇が、今――幕を開ける。
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