表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
パラレルフィスト~交差する拳~  作者: 黒主零
4章:遠き日より来りて
112/158

111話「夜の魔力提供術」

24:夜の魔力提供術


・山TO氏高校は4回戦、5回戦を突破して

翌々日の準決勝に進出した。

夕方には再びX是無ハルト邸に向かうのだが、

ライラは怪我の具合を見るために帰りが遅くなった。

キリエや政府議会直轄の医者がライラの傷の具合を見るが

やはり完膚なきまでに完治していた。

調査している間にパルフェもまたガイアスを通じて情報を得るために

政府議会に招かれていた。

ガイアスから得られた情報は政府議会のトップシークレットな

事柄ばかりであったが特に目新しいものはなかった。

ただ、ガイアスとキマイラ以外のもう1体の召喚獣であるグリフォンは

もう既に誰かの手に渡っている可能性が高いそうだ。

また、3体の召喚獣に限らず剣人が所有するナイトメアカードは

ブランチに悪用されることはないらしい。

「あと1つ判明したことがある。」

ガイアスが口を開いた。

「パルフェでは私を使いこなすだけの魔力がない。

誰かより強い者から魔力を得る必要がある。」


・X是無ハルト邸。

ユイムの部屋。そこにライラとパルフェがいた。

「・・・何でこんなことになっちゃったんだろう。」

政府議会は何もステメラの一枚岩というわけではなかった。

しかしマサムネやアルナカタタのような比較的善良じゃない議員もいる。

ステメラ程ではないがタカ派の議員も。

ブランチや天死に対抗する手段としてガイアスを

パルフェが使いこなす必要があるとして早急に魔力を補充する手段として

ユイムの体を持つライラとの房中術が提案された。

しかもキリエ、マサムネ、アルナカタタ以外の4人が賛同した。

ステメラのような人類を滅ぼすような方策でもなければ

むしろ逆に人類を守るための方策であるため賛同する側の力が強いのだ。

よってライラとパルフェがまぐわうのは

最高権力からの勅命と化してしまったのだ。

もちろん人道は一応弁えられているためか

最後までする必要はないとのことだが。

それにしてもまさか中等部の後輩を相手に

こんなことをすることになるとは思わなかった。

しかも今まではユイムやシュトラ主導だったが

今回は自分が導かなくてはならない。

「えっと・・・パルフェさん・・・」

「は、はいぃぃ!?」

「そ、そんな緊張しないでください・・・。」

「で、でも・・・」

緊張するパルフェをゆっくり抱きしめる。

彼女の中学生にしてはそれなりにある胸が自分ユイムの胸と重なった。

そのまま彼女が落ち着くまで待つとユイムに言われたとおり

引き出しの2番目の一番奥のスイッチを押すことで机の下に出現した

隠し扉の中にあった金庫にパスワードを入れてそこに記された

メールアドレスにP3でメールを送るとどこからかメールが返ってきて

そのメールに添付されていた画像を指で押すと性具一式が出現した。

(・・・ユイムさん、前にキリエさんにまるごと全部捨てられて以来

滅茶苦茶厳重になってたんですね・・・)

後ろを向けばご丁寧にドアノブが封印処理されて

血の通った生の腕でないと開けられない封印方法となっていた。

さらにさらにご丁寧にも反発磁力処理までされていて

金属が触れるとものすごい力で反発するようになっていて

試しに金属製のボールペンを投げてみると一瞬で破裂した。

「・・・本物のユイム先輩ってすごい人なんですね。」

「ま、まあね・・・。・・・じゃあ、やりましょうか・・・?」

「あ・・・・はい・・・・。」

今回の目的はかつてシュトラもやっていたという

魔力で作られた本物そっくりのアレを使ってライラの体液を

これでもかというほどパルフェに浴びせることだ。

もちろんライラ自身のではないため仮に下にやったとしても

妊娠することはないだろうが・・・。

「あ、あの、私初めてなんで・・・。

出来ればその、最初にキスするのはあそこじゃなくて

同じ唇がいいっていうか・・・」

服を脱ぎながら赤面したパルフェがつぶやくように言う。

その仕草を見て唾を飲まないわけがない。

「えっと・・・じゃ、しますよ?」

「は・・・はい・・・」

二人ゆっくりと視線を交わしそのまま少しずつ顔を近づけて

正面から互いの唇を交わした。

数秒後に唇を離しもう一度互いに目と目を合わせる。

「そ、それじゃ・・・お願いします・・・。」


・それから2時間だ。

ライラの魔力を多く含んだ液体をパルフェに何度も解き放った。

「~~~~っ!!」

喉に液体がこびりついてしまうほどの濃度。

しかしそれだけではガイアスを使いこなすにも

快楽的にもまだ全然足りていなかった。

次にパルフェは胸でしてくれそうになったが

「いや、それはいつか来た時のためのディナーにとっておきたいので・・・」

「・・・?はぁ・・・。」

パルフェの胸も下着の上からの観測に過ぎないが

いい形と大きさをしている。

だが!しかしながらまるで全然、理想ティラの物には程遠い。

なので結局さっきまでと同じような感じで

ひたすらパルフェの口や顔にライラは魔力を含んだ己の液を放ちまくる。

流石にライラも疲労と消耗のためにベッドに倒れたままで痙攣せざるを得なかった。

パルフェもまた顎や喉が疲れたのか顔を左右に曲げたりしていた。

しかし思ったより疲れていない。

体力の消耗を上回る程の勢いで魔力を供給されたためだった。

そして尚ライラの、ユイムの体を走る魔力は尽きることなく

むしろ刺激されまくったからかまるで激流のように勢いを増していた。

「・・・・・」

パルフェはライラの様子を窺う。

疲れ果てて意識を失っているのか目を閉じたまま表情に変化がない。

だのに股間にそびえるは未だ衰える兆しがまるでない。

「・・・・・いい・・・よね?」

パルフェは自ら下着を脱いだ。そして、


・やがて夜が明けた。

今日一日は休みで翌日が準決勝戦だ。

決して無駄にできない日の朝、ライラが目を覚ますと自分に跨り狂っていたパルフェの姿だった。

「ぱ、パルフェさん・・・!?」

「あ・・・」

ライラが無意識にトランスを解除したからか

自分を支えていたモノがなくなってパルフェが自分に倒れてきた。

「・・・ほ、本番まで・・・しかもまさか徹夜で・・・!?」

ライラに指摘されて徹夜故の疲労だったり熱中ぶりで

頭がハイになっていたパルフェも一気に正気を取り戻して

慌ててライラから飛び退くも

股間に痛みを感じてすぐうずくまってしまった。

「・・・・・・・・あ、あの・・・・・あの・・・・・・・・・」

ものすごい顔を真っ赤にして股間に手をやりうずくまるその仕草は

大変可愛らしく欲情を誘われるのだが体が全く動かない。

集中して自分の状況を確認すると寝て起きたばかりだというのに

体力も魔力もすっからかんだった。

ユイムの体を流れる魔力は例えば空間支配系を操るため極めて

大容量を誇るキリエのそれの数倍以上は軽くあった。

多分ストリームに全ての魔力を乗せて放てば

地球を軽く一周してしまうほどの出力を持った超兵器となり得るだろう。

それをこの少女は一晩で貪り尽くしてしまったのだ。

その内回復するからあまり問題ではないとは言えパルフェの豪胆ぶりを頭で理解するほどに言葉が出なくなる。

「・・・・あの、とりあえず休みましょうか?」

「・・・は、はい・・・。」

二人共ほとんど体力も魔力も残っていなかったため

服を着て全ての仕掛けを解除した後部屋のドアの外に

「体力魔力ともに困憊故に本日休眠日和。起こさないでください。」

と張り紙を張ると大事な日だというのに

その日はもうずっと眠り続けることにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ