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現代の若者たちは夢中になっている。
右を見ても左を見てもオンラインゲームに……
そんな流行には全くきょうみがないスポーツ万能の女の子・優子が
ゲームの世界の異変に巻き込まれていく。
高校の3年間、続けていた部活も引退した優子は毎日、することがなく、
暇を持て余していた。
「ねぇねぇ…… 彩。 一緒に帰ろう!」
授業が終わり、帰り支度を終えた優子は親友の彩に話しかけたが
彩からは何の返事もなかった。
「ねぇ…… どうしたのよ?……」
優子が彩の席を覗き込むとスマートフォンを片手に真剣な顔で
スマートフォンとにらめっこをしていた。
「何をやっているの?……」
優子が彩に声を掛けると
「わぁ! びっくりした!」
彩は優子の声にびっくりし、持っていたスマートフォンを
思わず、落としそうになる。
「何をやっているの?……」
優子が再度、彩に聞くと
「え? 優子。 知らないの?……」
何も知らない優子に彩は驚き、優子の顔を見詰めた。
「え? なにが?……」
優子は彩が何を言っているのか、さっぱりわからず、
彩に聞き返すと
「知らないなら、良いや! さあ。帰ろう!」
彩は慌てて、帰り支度を済ませると教室に優子を残し、
教室から立ち去った。
一人、取り残された優子はハッと我に返り、
「ま、待ってよ!……」
彩の後を慌てて、追い掛けた。




