第7話 告白
また、あの浮いているか沈んでいるかよく分からない空間にいる。
あ、1番星見っけ!
いや、空中浮遊する幼女か・・・って、よく見たら至る所に幼女が!!
「まさに、幼女は宇宙だった、という訳か。」
だれだ!!
「俺か?俺はお前だよ。男を封印される前のな。」
男を封印された?
何を言ってるんだ?わたしはオトコだぞ?
「お前は知っているはずだ。なぜ、こんな世界になったのかを。」
ワカラナイ。
「行き過ぎた科学は、魔法と変わらない。」
それはそうだが、なぜ急に?
「お前が大好きな言葉だ。そしてこの世界が生まれた理由でもある。」
わからない。
その言葉の意味が、わからない。
「お前はロリコンなんだよ。」
ちがう!!
それは断じて否定する!!!
「否定するな。認めろ。認めるだけで、この世界から抜け出せる。」
抜け出したくねえよ!!
こんな幼女がたくさんいる楽園から出たくねえよ!!
「ほら、ロリコンじゃねぇか。さっさと認めろよ。」
いやだ。
いやだいやだイヤダ。
「仕方がない。この手は使いたくなかったが・・・。」
な、何をする気だ?
「この写真を見ろ。」
これは・・・アイリ?
しかもこれは、一緒にお風呂に入った時の!
「そうだ。俺の記憶のメモリーから引っ張ってきた。」
ちょっと他の写真も見せてくれ。
「いやだね。」
じゃあ、
「ロリコンって認めても見せてやらねえ。」
なんでだよ。
「お前はアイリが好きなんじゃないか?小学校の時からずっと。」
は?何を言ってんだ。
「お前、高校はアイリの笑顔を見るためだけに行ってたもんな。」
やめろ。
「じゃあこの写真を見てみろよ。」
これは・・・。
アイリの・・・笑顔・・・。
「じゃあ、もう1度聞く。『お前は、アイリが好きなのか?』」
俺は・・・ずっと・・・。
「アイリのことが好きだ!!!!!」




