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第6話 遭遇
私は今、全力で走っている。
ラブホテルの中を。
幼女を二人連れて。
「アイリちゃんはやいよぉ」
「まってぇ」
無我夢中だった。
私は50m9秒台という、何とも普通な速さだけど、この子たちからしたら速すぎたかな。
「ごめん、速すぎたね。」
「もう、わたしたちがあんないするからアイリちゃんはついてきて!」
「ぷんぷん!」
相変わらずかわいい。
「わかった、ごめんね?」
「わかればいいんだよ?ナデナデ」
自分の中の母性本能というか、何かが目覚めた気がした。
「ついたぁ」
裏道のような通路を通ってたどり着いた先は、先ほど見た外観には当てはまらないほど大きな部屋があった。
「大きい・・・」
思わず感嘆の息を漏らしてしまった。
その時だった。
いきなりドアが大きく音を立てながら開いたのだ。
「やっほー、ハジメなの!アキラちゃん、カエデちゃん、『ロリコン』をもってきたの?」
「ちがうちがう。マサミ様にしょうかいしたいひとがいるからきてもらったの。ね、アイリちゃん!・・・アイリちゃん?」
まって。
ハジメ?
「ハジメ・・・くん?」
「ちがうよぉ、わたしはぁ、ハジメちゃん!・・・ハジメちゃん・・・ハジメチャン・・・チャン・・・チャン・・・」
バタッ。




