第5話 ラブホテル
ーーーーーー起床ーーーーーー
「おっはよぉー!アイリちゃん!」
おはよう。
今日もかわいい。
ちなみに体は何もされてないみたい。
やっぱり信用してよかった。
「ところでアイリちゃん、夜わたしたちが襲ってくると思ってたでしょ。」
「そそそそそんなことはななななないよよよよ。」
「アイリちゃん、嘘ついたら女の子の始まりなんだよ?」
全国の女の子、ごめんなさい。
「それを言うなら、噓つきは泥棒の始まり、じゃない?」
「泥棒ってなぁに?まあ、どうでもいいやぁ」
まあ、幼いし仕方がないか。
「じゃあアイリちゃん!行こっかぁ!」
これからあと何時間かかるんだろう。
でもこの子達といるとずっと飽きが来なくて楽しいな。
ずっと一緒にいたいな。
「・・・・ごめんね、あいり」
「「あっるっこぉー♪あっるっこぉー♪♪」」
1時間くらい歩いた。
うん。あれが目的地だと思う。
『パレス MASAMI』
ラブホテルだよ。あれ。
ラブホの前に、幼女二人と私。
なんだこれ。
「じゃーあ!マサミ様のところへいっくぞぉー!」
マサミ・・・?
私の友達の?
マサミなんてありふれた名前だ。
そんなはずはない。
けど・・・
これは何としてでもその人に会わなければ。
「早くいこっ。」
私は二人の手を引き、ラブホテルへと入っていった。




